皆さんご存知のマルケスがHONDAを去って早くも2年

ですか、とうとうDucatiファクトリー入りを果たして、


 今年はワールドチャンピオンに返り咲きました。


 移籍は裏切りだ、途中契約破棄とは何事か‼️という

手厳しい批評に晒されながらも、

 

 彼の素晴らしい走りが敵機とは言え、見応えてしまい

思わず感極まった方々は沢山いらっしゃるでしょう。


 紛れもなく、私もその一人です。


 嬉しかったですね、正直。


 僕はメーカーに拘らず、そして日本人ライダーとかに

全く期待していない、日本人からするとファンの風上に

もおけない(置かなくて大いに結構)皆さんご存知の


 クソ野郎ブロガーですけども、


 どのメーカーでも速いやつが最強


 これに尽きます。他を寄せ付けない圧倒的という言葉

を欲しい儘にするライダーに敬意を表しますし傾倒して

しまいます。勿論、ハンドル蹴ったりする暴挙に出る黄

色いスーパースターの様な奴は端から嫌いですけどね。

(あーあ、またロッシファンから目の仇にされる言動を

自ら言うからクソ野郎なんですけどねニヤリ)。


 んで日本では裏切り者のマルケスファンが大いに沸き

ましたが、


 gnopeだったかな、ホンダの(今はミルのメカニック

チーフ)時のマルケスのメカニックチーフのインタビュー

で結構赤裸々にサンディ・フェルナンデスさんが、


「彼は10位以内に入る選手じゃない。

 そんなところを走るライダーじゃないんです」


 ほう、確かにね。

 それで、


「彼が6、7位で走る姿を見るのが、もう耐えられない

 んです。

 それで、言ったんです。

 僕等は、君に優勝出来るマシンは提供出来ないんだ

 って。ここでは用意出来ない、と」


 凄い事だと思いませんか。


 これが飛ばし記事かも知れませんよ、にしてもメカニ

ックとライダーはある意味、いや、こういう関係性があ

ってこそ、世界一を手に入れられる信頼があるのではな

いかって。

 

 まあHONDAに対する裏切りとでも言える言動です、

けど、6度も最高峰タイトルを獲った仲だからこそ、掛

けられる言葉かも知れませんね。更に、


「君はここにいるべきじゃない、もっと高みを目指す

 べきライダーじゃないのかい」


 …

 もう美談の域を出てますよね、メカニックが言うんだ

から、本当は言いたくないのは当然ながら、でも、だか

らこそマシンの限界を知りその上を行くセッティングを

出せるライダーに合わせたマシン造りが出来る彼だから、


 マシンの限界点までRCVを昇華させたけど、マルクだ

からこそもうマシンという前提が違うんだ、


 これねぇ…エンジニアだったら簡単には口に出来ない

ですよ。しかもその言ってる先が、ゼネラルマネージャー

であるアルベルト・プーチでもなく、


 ワークスのトップライダーですから。


 相当悲しかったんでしょう、あんな常連だった彼が、

ピットで居た堪れない姿見を見て、どうしようもなくて

辛い、とも言っていたそうです。


 そして彼が移籍(グレシーニ)に移って、デスモセディチ

GP23に初乗りしてピットに戻りヘルメットを取ってみせ

た笑顔を見た時、


「彼が選択を間違えてなくて本当に嬉しかった」


 ってね、言えるサンディさんの言葉に、やっぱこの

友情を越えた信頼こそが、あの走りに繋がっているんだ

ろうなあって、記事について感慨深く、マルケスの判断

について、


 別に今年総合優勝したから言う訳ではないですが、


 良かったね


 と自分の過去の言動を凄く申し訳なく恥ずかしくなり

それでいて、


「決してHONDAのマシンはマルケススペシャルではな

 かったんだろうな(Ducatiを乗りこなしている点で)」


 と思える気がしました。所詮素人のファン目線ですけ

どね。


 単にRCVが遅かったのは、レギュレーションを上手に

活用出来ていなかった日本側の怠慢、と言っても過言じゃ

ないのかな?なんて思ったり。


 今HONDAは改善されて、しかしAPRILIAもトップに

いよいよ迫り、


 今迄の日本的開発の発想では時代が追いつかない岐路

がこれからじゃないかって、深くそう思う次第です。


 勿論、精度や品質は今の開発や手法でも外国勢なんか

比較せずとも素晴らしい領域で、そこはいい。けどレース

という競争開発は、


 落ち落ちしてたら、今のままじゃどんどん差が広がる

ばかりで、だからこそ日本は貪欲に、真似って言われて

コピーって罵られて良いじゃない?そっから日本は発展

してクルマやLSIとか素晴らしい技術力を培って発展して

来た訳だから。


 つまり、HONDAもYAMAHAも貪欲になって欲しい。


 Ducatiってメチャクチャ弱小メーカーだよ?ズバリ

二輪シェアだったら2023年だけだったらDucatiは7万台

にも届いてない。だけどSUZUKIなら190万台売ってる。


 これだけ凄い生産技術に高品質管理が出来てるからこ

その日本メーカーが、どれだけレースに関しては後手に

回るのか?って言ったら、大企業故の小回りの効かなさ

だったら、


 それは寂しすぎますよね?


 勿論予算関係とか多様な社内政治が絡むんでしょうが、


 だったら四の五を言わず、卑怯と言われようが良い所

を真似して自分のモノにしたらいい。


 それこそ、レギュレーションを利用したれや日本!


 という気がします。今まで日本の技術力で勝っていた

時代が、今度は規則、という面に大いに目を向けマシン

の総合力を上げて行く時代じゃないかと。


 文句言う前に空力を真似してライドハイトなんか直ぐ

内製で出来るんだから、


「奴ら、こんな事やってる、

 よし!ウチも採用してみよう!」


 徹底的に上位メーカーの動向をレギュレーションを

逆手にどんどんやったれ日本メーカー!て感じです。


 最後に、


 YAMAHAがV4で来年は戦います。テストでは下位に

沈んでいるものの、確かにノウハウ的には非常に不利な

YAMAHAですが、


 これが活かされるからこそ、今年に導入された筈…と

僕は思いたい。所詮ウィンターテストの段階です、ここ

で手の内を全て晒さなくて良い筈。必ずYAMAHAクラス

のメーカーなら、少なくとも5年前くらいから必ず試作

を進行させてる筈です。


 まだ情報や本領発揮まで行かないYAMAHAのV4、


 なんかやってくれそうで、


 来年もまた楽しみなシーズンをゆっくり待つ事としま

して今回はこれにて終了致します。