さあ快進撃が続くBMWのエース、既に10連勝して

いるノリに乗ってるSBKのエースであるトプラクさん、


 果たして、彼がBMWを離脱してMotoGPに参戦した

い、と言った時、BMW側はどう言う反応を示したのか

を、彼のマネージャーであるケナン・ソフォーグルさ

んが語っております。


 まあ次戦であるポルティマオでもしトプラクが優勝

すると、


 かのバウディスタが打ち立てた11連勝に並ぶ訳で、

トプラクも俄然燃えているそうです。


 さて件のBMWの反応はと言うと…


 そりゃあ全く満足していないでしょうね、ドイツト

ップのメーカーがトプラクに投資し、あまつさえ来年

も有効な契約があるのですから。その反応が否定的だ

って事は全く理解出来ますもんね


 んー、なんか貴方達の事なんですけど、実際は?


「最初に(MotoGP移籍)の件を話し合ったとき、

 BMW側は完全に否定的な態度では

 ありませんでした。

 その後ですね、私たちの話し合いが終わった後、

 彼らの不満が出てきた、という訳です」


 でもそういう事を言ったのはトプラクやあなた方な

訳で?


「彼らはトプラクを応援する為に、

 チーム、スポンサーやセカンドライダーの厳選など

 あらゆる事を計画しましたしね。

 トプラクがタイトルを獲得出来る様、

 彼らは全てを捧げていますからねぇ…」


 で、移籍は?


「BMWの行動は、尊敬に値しますよ。

 僕たちも2025年にMotoGPに出たい、と

 メディアに話して初めて…

 BMWをこれ程傷つけることになるかと

 気付いたんですよ…信じられない位に」


 BMW側のコメントとしては、


「私達は、ケナンとトプラクの対応が、

 悪かったと今でも思っています」


 だと。


 なんか険悪な雰囲気なってそうですが、しかしここ

は賢く振る舞うケナンさんとトプラク、


 幸いな事?に2人はスーパーバイクを離れてMotoGP

に移籍したいという希望を通す事はなかったそうです。


 ケナンさんもこの今の状況を強行する事が、いかに

間違っているかを理解している様で、


「トプラクが去れば、

 BMWにダメージを与えてしまう、という

 メッセージを送っておきました。

 私達は2年間の契約を結ぶ事を

 約束したのですからね。

 その様な道を歩む事は出来ないと

 トプラクにも説明しました。

 BMWの許可がなければ契約解除は出来ないとね」


 トプラクは納得したの?



「最高峰クラスですよ?

 トプラクがMotoGPを望むのは当然でしょ。

 チャンスがあったら尚更ね。

 しかし言えるのは、

 BMWとの関係は以前と同じで良好ですよ、

 いえ、

 もしかしたらそれ以上かも知れませんね」


 では2026年にトプラクがMotoGPへ?


「もちろん、彼がMotoGPで実力を

 証明する事を望むのは正当な事ですが、

 同時に彼は彼は

 約束を果たさなければなりませんから。

 まあ、契約を「掻っ攫う」ライダーは彼が

 初めてではありませんけど

 (たぶんマルケスの事を言っていると思います)

 1年で離脱するのはミュンヘンに本拠を置く

 メーカーにとってフェアではありませんからね」


 おお、どうやら移籍は完全に無くなった…とも言え

なくもないですねえ。


 ただ、この快進撃がどこまで続くか分かりませんが

WSBKタイトルを獲得する可能性は充分にあります。


 それに、トプラクの発言によりMotoGP側のチーム

だって手を挙げない事もないでしょうし…そんな可能

性を秘めた今回の騒動、


 どう動くのか?総合優勝を決めるのか?


 トプラク、決して若くはありませんが、楽しみな

シーズン後半戦へ期待して夏休みを送りましょう。