ネットのバイク記事で、非常に雑と言える記事を掲
載しているのが、
ヤン@マシン
特に最近、雑すぎる掲載が多くて、
記事が尻切れトンボだったり表題が詐欺的表現だっ
たりと、
編集者、なにやってんすか?
まあ記事の面白く無さは僕は十数年前から雑誌も買
わなくなりました。
飛ばし記事多いもんね。
いわゆるこの業界は、新モデルのウワサが絶えない
次期新型を如何に早く出すかが雑誌売上に焦点が置か
れるから、
それに死活化する雑誌業界でそりゃ記事編集が手一
杯となる事は致し方ない…とは言えですよ、
この前のフローティングピン(ディスクブレーキの話)
は酷い。途中で記事を終わらせるのは記者として編集
者や編集長のチェック体制はどうなっているか、雑誌
社としての品位を疑うし、こんないい加減な雑誌は、
正直、買わなくなって正解だなと思います。
次に、DIY、と謳うのは良いが、パッと見、間違えて
取り違えてしまう内容を題目にするのはいい加減止めた
方が良いですよ、ヤン@マシンさん。
その記事は、フロントフォークの錆をメッキ会社へ
送って再メッキしよう、というモノですが、
基本それDIYじゃなくね?
と思います。僕もNSR80とMC28で再メッキして貰
った事があります。軽微なペーパー#800以上で磨いて
取れる錆だったら、再メッキは比較的お得でこの先乗
られるならリペアとして大アリです。
それにフォーク自体を車両から取り外し、インナー
チューブだけに分解したりするのは確かにDIYと言える
けど、難易度は相当高く、ハッキリ言うと分解組み付け
には専用治具(SST)や経験が必須なので、
再メッキはとてもDIYとは行かない内容です。
フロントフォークの錆について、取る時の決まりが
あります。それを箇条書きにすると、
・耐水ペーパーを使用する
・フォークオイルをフォークとペーパーにたっぷり塗る
・ペーパー番手は#800以上、それ以下は絶対使用厳禁
・磨き方はフォークの円周方向で磨き、フォークが動く
上下方向には絶対に磨かない
です。
磨く時はペーパーを細めの長方形に切り取り、ペー
パーの両端を持ってフォーク面に沿って当てて軽く左
右に引っ張り錆の面を磨くイメージです、言葉にする
と難しいですが、靴磨きの様な要領です。
で磨いてはいけない方向とは、フォークは縦方向に
伸びて縮みますが、この縦方向に磨くとペーパー研磨
の傷が縦傷となってオイルシールを痛めてオイル漏れ
の原因になってしまいます。
錆は酷い物は諦めて、円周方向だけの磨きで取れる
だけ取り、後はプロのメッキ業者に任せて錆び取り&
再メッキをお願いしましょう。
ただ業者でも、余りにも酷い錆の場合は再メッキを
断られますので事前に写真等で相談して下さい。
メッキというのは金属皮膜を張るもので非常に薄い
のですが頑丈に出来ます。がやはり露出していますし
オイルも届かない場所まで長さがある為また他金属と
固定したちするので異種金属電位差(電食)が生じて錆
は出てしまいますが、
摺動部(擦れる)にはうってつけの低摩擦手法です。
なお、フォークに傷が入った場合にもこの磨き方で
傷を消せる場合があリますので、試したい方は#1000
以上のペーパーを使って円周方向でフォークオイルを
しっかり塗布して試してみると良いでしょう、
但し、自己責任でお願いします。くれぐれも絶対縦
方向には磨かない様に!!