なーんか去年のMotoGP終盤でのセパン戦でワイル
ドカード参戦したアルバロ・バウディスタ。これが、
ご存知全く振るわず、17位という最下位から一つ上の
順位という、
予選からして何故こんなに遅いのか?とSBKライダー
を揶揄する声が飛び交っていたのですが…
実は彼、このマレーシア戦の前のMotoGP機による
10月に行われたヘレスでのテスト走行中、転倒してし
まい、それがかなり酷かったらしくインタビューでは、
次の様に語っております。
「路面が少し湿っていた最終コーナーで、
ハイサイドを起こしたんだ。
スロットルを開けた途端、
バイクが僕を高く放り投げた。
手をつく暇も無かったよ。
翌日、違和感を感じたけどあまり気にしなかった。
その部分が少し炎症を起こし始めて
ヘルニアが出来たとき、腕に力が入らなくなって…
セパンでは死にたいと思ったよ。
ここで走るのが夢だったのに
悪夢に変わったんだから」
それから回復までには相当日数を要したみたいで、
12月半ばには痛みで夜も眠れなかったと。翌、新年
テストでは100%である筈もなく、
「このままじゃバイクに乗れないと思った。
100%ではなく
バイクのセッティングも何も出来ない状態で
テストに臨むことになった。
今年最初のレースまでは、
不快感や制限なしに乗る事は出来なかった。
今は、少なくともバイクの上では問題ない。
日常生活では、まだ幾つか問題があるけど、
少しずつ解決しているよ」
辛いですなあ、今でもハンディキャップがあるのに
あの強さを発揮出来るなんて。
これで判った事が一つ、Ducatiはバウディスタを
引退して欲しいそうで、理由は年齢というよりやはり
大きな怪我を負った事で危険な状態で身体を壊してま
でバイクに乗って欲しくないって現れだったんですね。
うーむ🤔
やはりバイクは、特に世界レベルというか国内戦で
あってもレベルが高くなればそれだけリスクは高くな
る訳で、
厭な事を言いますが、取り返しのつかない事態に陥
る事が起きるんですよねえ。そりゃ、生身の人間では
絶対に走ったところで出せない速度域で、アスファル
トの上で異常な速度で速さを争う訳ですから。
ともかく、引退するのは仕方ない宿命で寂しい限り
ではありますが、
無事に老後を送れる身体で引退して欲しいです。
まあ未だ引退と決まった訳ではありませんので、
バウディスタの3連覇を見届ける事にしますか。