それでは、現状の電気自動車の充電時間について調

べてみました。


 家庭用に充電設備を装備する場合、おおよそであり

ますが15万円程度は見ておいた方がいいでしょう。


 更に後述しますが、もし設置するなら断然200Vに

しましょう。(テスラは知りません、興味ないので)


 前置きが長くなりましたが、充電時間を調べるには

目的に電気自動車が、いったいどのくらいの充電出来

る電気の貯蔵庫を持っているか?に関係して来ます。


 この貯蔵庫のことを、バッテリー容量と言います。


 例えば、この容量が20kWh(キロワットアワー)だと

します。難しく考えず、以下の様に例ですので捉えて

貰って結構です。あくまで例です。


 1kWh  =  20km走る事が出来るエネルギー


 だとすると、容量が20kWhで満タンの場合、どの

くらいの距離を走る事が出来るか?は、単純に満タン

に1kWh走る事の出来る距離を掛ければ良いので、


 400km  =  20kWh x  20km/1kWh


 という事なります。


 今回の例で行くと、20kWhの容量を持つ電気自動車

は、満タンだと400km走る事ができる能力があるとい

う事が判りました。


 んで、このkWhという単位、難しく考えず大丈夫で、

最後に、


 h


 という単位が付いています。先程述べた通り、これ

はアワー、hourであり1時間を指す言葉であり単位に

なります。


 これは単純に充電時間を指します(話しを単純化する

ため放電や放電時間の意味と理由は省きます、省いて

も大丈夫です)。


 察しの良い方はお気付きでしょう、これは付け加え

ると、


 1時間で出来る充電の量


 になります。ここで、


 1kWh


 という意味の場合、1時間で満タンに充電する事が

出来る、という意味です。では、


 20kWh


 ではどうでしょう?


 そう、これはズバリ満タンにする場合は20時間掛か

りますという意味です。意味というか実際20時間必須

という意味です。


 少し触れると、充電時間は電池の事情を置いといて

単純に電圧と電流の値で決まります。またズバリ言う

と急速充電は、通常の電圧と電流より大きい値で充電

しているので通常よりは短時間で充電が出来るのです。


 話しを元に戻します。


 バッテリーが底をつきそうになり、ようやく充電ス

タンドに辿り着けたとします。


 先ほど言いました、


 1kWhで20km走ることが出来る


 というバッテリー性能を積んだ電気自動車に貴方は

乗っていたとします。そして、


 1kWhの充電時間は、1時間掛かります。言い換える

と20km走るには,1時間の時間が必要です。


 まあ譲って30分なら、10km走る事が出来るとしま

しょうか…


 それでも、30分掛かります。いえ、10kmの距離を

走る為には30分は必ず充電時間が掛かります。もっと

譲って、15分の充電時間なら5kmは走れます。それで

も15分は掛かるのです。


 ここで断っておきたいのは、電気の特性は、単純に

1時間あれば20km走る事は可能だが、充電時間を30

分にして半分にしたとき、10km走る様な事は出来な

いのが電池の難しいところなのです。おそらく半分の

距離は到底走れないでしょう。


 長くなり多辺恐縮です、そろそろお開きにしたいと

思いますが、


 電気自動車でドライブする場合、


 充電残量をいつも気にしながら、どこまで走行範囲

が許されるか?


 旅先にはしっかり充電スタンドが設置してあるか?


 連休や繁忙期でもスタンドの確保は大丈夫か?


 電気自動車では、いつもこのことを気にしながら、

出先の心配が必要なので、


 私個人としては、全く魅力を感じ得ません。


 最悪なのは、電気が空っけつになったら、もう終わ

りという事です。燃料を補給しようにも、直ぐには動

けない。


 充電設備が整う都会以外では全く役に立たない乗り

物であるとボクは認識しています。


 それなら、よっぽどハイブリッドの方が良くね?


 まあ充電用エンジンを積んで欲しい気がするけど、

本末転倒でしょうかね。


 とりあえず、今現在の充電方法が変わる様な、何か

ブレイクスルーが起こらない限り、


 いえ…電気自動車って結局破格のお金持ちしか持て

ない、スーパーカーの様なものかも知れませんね。