さて未だ正式公表されていないマルケスの行き先でありますが、


 次期レプソルHONDAのエースライダーは誰か?と言

う話題も持ちきりです。持ちきりと言うべきか、


 誰もいない


 というHONDAにとってはマルケスという巨星が降

りたのですから、その代わるべくライダーは非常に重

い責務を背負う事になるので、


 該当者がいないと言っても仕方ないでしょう。


 かと言って、申し訳ないがジョアン・ミルでは結果

が伴わず(というかRC213Vのパフォーマンス不足が大

きいため)2020年のタイトルライダーであるがエース

を担うには難しい面があり、


 現在矢面に立たされているのは来年LCR HONDA

へ移籍するヨハン・ザルコがワークス昇格するのでは

と囁かれています。


 僕は歓迎すべき…と思いますが、そうするとLCR

のライダーが不足する訳で角が立つ、というのが現在

の動向だそうです。そりゃそうです、そんな事したら

人材不足でワークスがぶん取られた、という形に見え

てしまいますもんね、メーカーとしても世間体が悪く

なってしまいます。


 勿論ザルコは開発ライダーとしても充分役立ってく

れるでしょう。


 僕が心配しているのは、アレックス・リンスの二の

舞を演じないか?という点です。


 ワークス待遇としてリンスは来たというのに、しか

もオースティンで優勝を飾ったのに、


 パーツ供給やテストパーツの供給は皆無、だったと

言います。


 ここがHONDAの腹立つところで、

 現状のRC213Vマシンのパフォーマンス低迷を分か

ってんの?という最大の難点解決を図ろうとしなかっ

た点です。


 確かに不景気の最中、プロトタイプ機のパーツはそ

れこそ巨額ではあるでしょうが、


 せっかくリンスというスーパーライダーがメーカー

参画下にいるのに、しかも得意コースとはいえその利

を発揮して優勝しているにも関わらず不遇過ぎる待遇

はどう言う事か?と。


 でも実はこれ、あくまで噂なんですが、どうもマル

ケスの嫉妬が絡んでいるのではないか?と言われてて、


「優勝までして、リンスがHONDAのエースになる事

 が許せない」


 つまり、エースを差し置いてサテライトが上位を凌

ぐ事がマルケスには面白くなく、これ以上リンスにパ

ーツを渡すなテストさせるな、と指示したのではない

かと言われています。


 が、これはあくまでも噂です。でも実際、ペドロサ

もやられた事があって、マルケス天下の時、良いパー

ツだった時、マルケスは、


「たいして変わらない」


 良くてもライバルには正しい情報を与えなかったと

言います。それだけペドロサがスーパーライダーかつ

最大の脅威だったのでしょう。現にこの前4位とかで

上位争いが出来るのですから,38歳で。


 ま、マルケスの悪口でない様に行きたいので、彼に

は兄弟で優勝争いをしているシーンを是非観てみたい

ものですね。


 レプソルエースは誰かなあ?皆さんはどう予想して

いますか?この一流メーカーの椅子に座るライダーは、

 誰なのか?