Multi-directional Impact Protection System

 突然ですがMIPSとは以上の略で、既に自転車や
スキーでのヘルメットには実用化されているものも
あるそうです。

 訳すと、全方位衝撃緩衝機構、とでも言い直し
ましょうか、

 例えばバイクから落下した時、その垂直方向の
衝撃と、バイクは進行方向に進んでいます。その
 その進行方向に対する衝撃をも逃す事がとても
重要と言う事で、2027年からはヘルメットの機構
として義務化される、かも知れないという事で、

 アプリリアのエースライダーであるアレイシエス
パロガロがOGKと共同開発しているそうで、今期
はその開発品を被って出場するそうです。

 ちょっと分かりづらいと思いますのでMIPS機構
を簡単に説明しますと、

 突然ですが階段を降っている時、手摺りに手を
掛けたとします。そうすると添えている手と置く
力加減により摩擦が生じて降る方向とは逆向きの
方向に引っ張られるチカラが発生しますよね。

 ちょうどバイクで落車した時、路面にヘルメット
が叩きつけられるとこの様なチカラでヘルメットが
路面の摩擦により進行方向とは逆向きのチカラで引
っぱられるチカラが相当な衝突力として頭にダメー
ジを与えてしまいます。

 特に、MotoGP、2、3においては200km/hを超え
た速度で走るのは茶飯事、これで転倒してしまうと
脳震盪など脳に深刻なダメージを与えてしまうのだ
そうで、最近の転倒でもそういう事態は起きている
のが実情です。

 では構造的にどうなっているか?というと、

 ヘルメットの内部構造に、ある一定以上の衝撃が
伝わると可動する層状の緩衝材が用意され、転倒し
ヘルメットが急激に動くとその層状の緩衝材もある
程度連動して衝撃力を緩和するそうです。

 何やら、ホントかいな?と勘繰りたくなる内容で
すが、どうやら一定の効果はあるとの見方がなされ
ています。

 僕が普段被っているアライは、こう言う事を想定
しており(ショウエイが悪いとは言いませんよ)突起
物が少ない形状なのは、引っ掛かったり一定の箇所
に衝撃荷重が集中しない様に、掴み所のない形状に
しているそうです、とっても素晴らしい。

 僕もアライが好きなのは、やっぱこの思想が正し
いのを実感している点で、
 自分が転倒した時に、幸いにも脳へのダメージが
無く無事でいられているのは本当に助かっています。

 ヘルメットもファッション性が高くなり多様なデ
ザインが売られ、ユーザーが選択出来る様になった
事は喜ばしい事だと思います。

 だからこそ、銘ある信頼性のあるメーカーを選択
して、一番に大切な頭、脳へのダメージを最小限に
考える事はとっても大切な事だと思います。

 この技術が昇華され、より効果的な事実がレース
を通して実証され、やがてレーサーの悲惨な事故が
無くなって、よりレーサーが安心出来る環境を提供
して欲しいと願っています。

 また市販化され、僕らのバイクライフもより安全
性が高まりスポーツ走行に集中出来る装具として
 発展してくれる日を待っています。

 ただ一つ言えるのは、

 やっぱ公道ではあまり度の過ぎるヤンチャは控え
膝が付いたら擦りすぎない、
 また速度は控えめに運転して公道たる走り方で
安全運転して行きましょう。