使えるか使えないか?でいうとシフトダウン時は

使えない(入りにくい)のでクラッチを切ってます。


 特に中高速コーナー程度の4-3-2という様な場合

であれば使えますが、


 3-2-1というヘアピン気味な小さいコーナーだと

殆ど入らない事が多いのでクラッチは切って入れて

います。


 シフトアップ時も1-2の場合は殆どクラッチを使

っているというのが現状です。


 だからと言ってギアが入らないという事ではなく、

あくまで忙しい中では使えない、という事です。

 

 特にシフトダウン時ブリッピングも効かない事が

あると後輪がロックする時があるので、それならば

予めクラッチを使って落としてハーフロックなりに

リアをロックさせた方が操作し易いので、


 実はあんまり自分の個体だけかも知れませんが、

3速から1速に落とすシフトダウン時は左手でクラッ

チを切っています。


 多分ですがZX-25Rのオートシフターセンサーは

変位型で、シフトロッドの押し引き時の動き量で

点火カットやブリッピング等を制御していると思い

ます(間違ってたらごめんなさい)。


 と言うのも、オーナーの方はシフトロッドを軽く

指で良いので押し引きしてみて下さい。ロッドの途

中に六角?のセンサー(配線が出ている黒い塊)の中

にロッドが出入りしているのが判ると思います。


 一般的に、オートシフターのセンサーは2種類あ

って、ロッドの動きを感知する変位型と、ロッドが

動く時にロッドは金属で出来ていますが、それに伸

びる方向と圧縮の力が加わる時にロッドには力が加

わりますよね、


 その時金属には引っ張ったり縮まったりストレス

(ロッドを変形させようとする外部からの力)が掛かり

ます。まあロッド自体が左爪先の上下に動かす力で

曲がったりはしませんが、金属のロッドにシフトチ

ェンジの時に力が加わるのは理解できると思います。


 その加わる力を感知して点火カットやブリッピン

グを行う方式を、歪み型(圧電型)と言います。


 歪み型センサーは変位型と比較して非常に感度が

良く、レースシーンで使われるオートシフターの殆

どが歪み型です(MotoGPはシームレスミッション

なのでこの限りではありません、Moto2やMoto3

では歪み型が定番)。


 また市販化もされていて有名なサブコンに搭載

されているシフターも殆どが歪み型です。


 欠点は高価である事。仕組みをちょこっとだけ

説明すると、歪みゲージという抵抗体が金属柱に

対して2対対面に貼ってあり、その抵抗体は、金

属に圧縮伸長の力が掛かると僅かでも抵抗が変わ

ってシフトダウンかシフトアップを電気抵抗の変

化で反応します。それを信号として使っているだ

けです…ごめんなさい、訳わかんないですよね、

興味ある人は

「歪みゲージ」

「ホイストーンブリッジ」

でググって下さい。


 さて、まあシフターセンサーには2種類あって、

たぶんZX-25Rは変位型という奴じゃないかなと

いう事です。違うかも知れませんけど。


 ただブリッピングの優秀さは、コーナーリング

でバンクさせている途中でシフトアップのみならず、

シフトダウンさせてもシフトショックが出ずに


 スムーズで安心して使える


 点は素晴らしい煮詰め成されています、

 いいぞカワサキ。


 なんか本格的にサーキットマシンに仕上げる場合

はシフトパターンもECUで書き換え調整するんで

すと。またはやっぱセンサーを圧電型に換えて感度

を上げるそうです。


 で。

 全くサーキットで使えない、という訳ではなく、

使う為には調整が必要、という事です。でも肝心な

場面はクラッチを切って使えば何ら問題は無いので

ストレスは全く無く、


 どうタイムを詰めた走りを組立てるか?という

戦略を立てながら瞬時にタスクをこなして走る事

はとってもエキサイティングで胸が震えます!


 という訳で、公道でも街中以外で峠だったら楽

しく使える上質さはあるので、


 これが250ccで使えるのは優越感に浸れるって

事で、


 これだけでも所有欲をそそられるバイクかなと

思います。