ではモーターを早速点検します。

 

 モーターは細かく分解できます。ただ部品が出る

出ない場所が決まっているため、結局破損個所によ

ってはモーター本体ごと、の交換になります。

 

 

 これがブラシです。ブラシは問題なし。

 

 

 アーマーチュアのブラシ面もきれいです。が、もう

アーマーチュアはクルクル回るんですが、全く回らず。

 

 

 反対側から。別に溶けているわけではなくクリーム色

のものは絶縁体です。

 左上に欠けた一部の部品が付いています。〇で囲わず

ごめんなさい。

 しかしもう軸は回らないので、アウト。

 

 上の写真で、10Rの場合、ギアが付いている部分と外

側の部分(ステーターという)は残念ながら個別で部品

が出せません。なので・・・スターターモーター全交換。

 

 さて、このモーターがどこについているか?というと、

 

 

 ここ、についています。どこやねん?

 

 

 こんな所に付きます。ああめんどくせ~腰痛てえ(´;ω;`)

 

 そしてモーターはこの単体で取れません。

 なんと!

 

 

 そう、これ分かりますか?

 冷却水のサーモスタットですよ、これがですね、

 

 

 こんなんキツキツ!

 モーターを見つけたはいいが、その前にラジエーターの

冷却水を抜く事が必須です。

 

 今回逆順で説明していますが、こんなん、ポンとモーター

は見えません。

 

 そう、この上には

 

 

 このスロットルボディが載っています。スターターモー

ターなんて見えませんよね、トホホですわ(´;ω;`)ウッ…

 

 んでこのボディを留める金具がまた極悪で・・・これが

一番時間を食いました。

 

 固定方法はエアクリーナーと同じで金属バンドを六角(

5mm)レンチで締結するんですが、スパーフレームが邪魔

して締結できんじゃん!ていうことで、

 

 

 この奥の六角ナット、分かりますでしょうか?

 ダブルナットにしてスパナでちまちま締めこんでいきます。

 

 

 次は整備が少しでもしやすいように工夫しておきます。

 マジでこれ、エンジン降ろしてやる作業なんでしょうね、

 気が狂うかと('◇')ゞ

 

 

 んで、ようやくボディが付いたら、カプラでカチカチと

ハーネスを接続、まだまだ続きますよ。

 

 

 よーやくエアクリーナー。

 

 

 んで、フィルターっと。

 

 という訳であとは写真がありません、上カバーを被せて

ガソリンタンクを接続、

 ハーネスミスがないか要所で確認してECU等の接続まで

しっかりと出来たらバッテリーを接続して、

 

 まだエンジンは掛けません。イグニッションをONにして

エラーが出ないかチェックします。

 

 OK!エラーなし。

 

 あ、言い忘れましたが新品のモーターでも動作確認して

から取り付けましょう。

 

 当然一発でエンジンが掛かり感動( ;∀;)

 

 約2か月に渡る休眠で、本気で心が折れそうになった

トラブルが無事解消されました!!

 

 てかホント、

 整備が色々な都合で出来なくてバイクが修理できないと

めっちゃくっちゃストレスで泣きそうでした。

 

 お前に乗れないなんて!って歌ってる場合じゃなくて、

劇的に落ち込んでいましたもんねえ・・・

 

 まあでも!

 

 どこが悪いか、見当をつけて、そして悪い個所を自分な

りに考えて特定し、分解点検して原因を見つけ、バイクが

再び元気にエンジンが吹け上がると、

 

 実に感動して疲れが一気に吹き飛ぶ気持ちでいっぱいに

なりました。

 

 動かなくなったら、本気で売り飛ばそうか、、、なんて

考えましたが、

 せっかく整備出来る腕や知識があるんだから、何とかせ

んといかんぜよ!とやる気を捨てずに、ここで頑張ればま

た整備の腕にも自信がつくはずだと、

 

 頑張った甲斐がありました。

 

 普通の整備が出来る人や整備士からすればなんてこと無

い作業でしょうが、一般の人がエンジンが掛からなくなっ

たら、セルボタンを押しても無反応になったら?結構いや

かなり焦るんじゃないでしょうか?

 

 

 さあて、疲れましたが目いっぱい幸せです。

 

 これで心置きなくサーキットで一緒に駆け抜ける事が出

来ますわよわよ(((o(*゚▽゚*)o)))

 

 明日は早速サーキットで元気はつらつ、一発いや3発以上

今まで走れなかった分を取り戻して来ますぜ!!

 

 済みませんでした、まだまだバイクの知識が足りんなあ。

 反省!