21Aを弄っている頃、整備ばかりに時間を取られて、ハッと気がつくと
乗れる時間が削られてしまっていた週末や連休・・・と似た状況が今、
襲ってきています。乗りたいのに・・・

イメージ 1

 よし!
 ラストの整備、行ってみようか。

 まずはフォークオイルの交換だ、

イメージ 2

 外部状況から言うと、特にオイル漏れも無いのでホントにオイル
交換だけ。しかし約1年間走ったオイルはかなり黒く汚れてた。
 去年は定番のショーワの10番、

 今回は去年と同じ、で行こうと思うけど中身を変えてみた。去年も
悪くは無いんだけどもう少し減衰が欲しい。実はスプリングがノーマ
ルのためプリロードが乏しい・・・もう少し金を貯めたらスプリングを
交換しよう。

 で、今回はオイルをヤマハの15番とホンダ純正の10番を3:2くらいで
ブレンド。
 以前、21Aも柔らかかったのでヤマハの15番を使ったら、かなり硬す
ぎて失敗。公道レベルでは問題ないが、オイルが温まっても粘性が高
すぎて接地感が乏しかった。

 なので今回はブレンドして粘度を落とし、100%の15番を使うのではな
い手法を試してみることに。意外とオイル(同種同柄が基本ね、まああ
まり他種でも分離しないが)の粘性を混ぜ、減衰力を上下させるのは
常套手段、バルビングはバルブがないと出来ないもんね。

 まあこうしてオイルを抜いて逆さにしてる頃、

イメージ 3


 待ちに待って選んだ、リアのスプリング交換へ。

イメージ 4

 選んだのはi-factoryの12.5kgf/mm。モトールエンジニアさんから発注
して頂きました。左のピンク色がそれ、右の朱色がノーマルの12.0kgf/mm
で、
 実際は0.5kgf/mmしか変わらないのが気になるが、まあ元々ノーマル
は20年物であるしへたりも考えられる。出来れば1.0kgf/mmアップさせ
たスプリングをチョイスしたかったが、社外品で高く付くためこの製品を
まずはリーズナブル(8,800円税別)であるため試してみることにした。

 新品のレートアップ品に交換してみれば多少は効果が認められる
期待を込めているわけ。ノーマルだとどうしてもフルバンクへ持ち込む
際にもかなりスプリングが縮みすぎる。減衰でこれをカバーすると立ち
上がり時に伸びの応答が遅れてアンダーが出てしまう。
 今まで辛くてアクセルを開けられずに苦しんだコーナーが、これで
克服出来ると嬉しいな。

 ・・・ということで、

 やっとこれで一通りの消耗品を交換し、婚期いや根気の掛かった
今季へ向けての整備と車体セットアップが終わった・・・と気がつけば
冬の連休を相当整備に使ってしまった。

 帰省してまでバイク弄ってるんだからね、参っちゃうわ(*´∀`*)

 でもこの計画が上手くいって、やっと走ることが出来るって訳だけど、



 疲れた、マジで疲れたよ(T-T)

 まあ完成したし、楽しみとして取っておこう。
 街乗り仕様なので少しだけ乗った印象としては、リアのスプリングが
しっかり硬くて、そしてフロントは実に落ち着いて、流石に山道は行け
なかったけどサーキットで試すのが楽しみな仕上がりになりました。

 途中、警察の車両が信号待ちでじろじろ見ていたけど、

 まあね、クソガキ小僧どもが煩く走り回っている現在、MC28も白い
目で観られてしまうのが悲しかった。悲しい宿命を背負った旧車なら
ではだな、
 違法改造ならびに暴走行為はどしどし取り締まって欲しい、愚かな
人的事故の要因を出来るだけ下げる・・・それも人的にというと矛盾
しているけど、許されざる行為は許すまじ、ということだ。

 あとね、帰省を実際に何度も経験している人間から、言いたいこと
があります。

 高速道路で、今年も悲しい事故が起こっています。

 折角、故郷で大晦日と正月を迎えるつもりが、二度とそれが適わな
い悲しい死亡事故で人生を突然終わらなければならない人たちが
多数出ています。


 僕から言いたいのは、

(1)前方不注意は行けないが、速度計で速度を確認しよう

 まず、これだ。
 全く・・・といっていいほど、速度にムラが多すぎる。これはひとえに
速度計で速度を確認しながらアクセル操作やブレーキ操作をしてい
ない証拠。
 酷いときは85-110km/hの間を不規則に飛ばしたり抜いたりの繰り
返し。まずアクセル一定操作、てのが出来ていない。こんな運転をし
ていると注意力を散漫してしまい、居眠りやぼうっとしがちになる。
なすがまま、の速度ではダメ。

 じゃあどうすればいいかというと、速度計はアナログでもデジタルも、
法定速度と規制速度の±5km/h以内に収める運転を心がける。
 これ、一見シビアに見えるが、やってみるとそう難しくは無い。むしろ
一定で走れるため燃費にも車両部品にも優しいエコな運転なのだ。

 それで速度だが、法定速度と規制速度よりマイナス10-15km/hくら
いで走るのがベスト。速く行く奴は抜かせれば良い。だいたい法定速
度が100km/hのとき85km/hくらいが非常に燃費が良く、また余裕も
エンジン音も静かで疲れない。速度が速くなればなるほど的確で瞬時
に正しい判断が要求されるので、運転には集中力が要求される。が、
そんな的確な運転を20分も続けられるわけが無い。

 それならたった1時間走っても距離の差が15kmしか付かない85km/h
で走った方が、全く安全で疲れないで楽しく家族がいれば快適に過ご
せるはずだ。財布に優しくしかも速度的にも余裕が生まれ、安全マー
ジンは高く取れる。

 また坂道など下りや登りの場合の速度調整も速度計を観ながら運転
すれば、ほぼ一定速度内で車をスムーズに走らせることが出来る。
これは何を意味するかと言えば、上り坂や下り坂での渋滞や、トンネル
等のインアウト時に発生する渋滞を回避出来ると言うこと。

 オートクルーズ機能で走らせている場合は別として、間違いなく登り
や下り、トンネルの入り口や出口で速度は頻繁に落ちる。下手をしな
くとも20km/h程度の速度低下は茶飯事である。

 いかに人間の感覚がアテにならないか、速度計を診ていない人は
観るようにして運転してみることをお勧めする。それで前方の車に
追いついた場合、安全な車間距離を取って、どれだけムラがあるか
を観察してみるのも良いでしょう。

 あと規制速度を守らない連中も殆ど。雪で80km/hだっつーのに
平気で100km/h以上で走っている連中ばかり・・・中には50km/h規制
だけど同じく100km/h以上で・・・自分でも50km/h規制ならダメだけど
70km/hくらいで走るよ、ダメだけど。80km/hは守るけどね、そんくらい
の余裕が欲しいなあってことかな。

 抜いていく奴、煽る奴は抜かせてやれば良い、公道こそカッと頭に
来た方が事故を起こす「負け組」と認め、腹を決めようじゃ無いか。

 自分が途轍もない「鉄の塊」となって走っていることを絶対忘れない
ように。

(2)追い越し車線は追い越しのための車線

 首都高のように右側に降りる場合は別として、
追い越し車線、という規則を忘れて走っているドライバーがほぼ全部。

 まあ交通量が多くなる帰省シーズンは仕方ないとして、それでも混ん
でない場合も、全くそのまま追い越し車線を走り続けている車両が多す
ぎる、これでは渋滞が起こるのは避けられない。 

 酷いのは、追い越し車線を堂々と法定速度以下で走っている雑魚
走りをしている人たち。これはクラクションやパッシングをされても仕
方ありませんね、そこ追い越し車線です、追い越したら走行車線に
戻るのがルールです。

 結構ね、こうみてみれば、ルール守ってない奴、とかいるわけです。

 ハンドルを握れば、バイクに乗れば、公道で乗るにはルールを
守らなければ、回りと自分の安全は確保することが出来ません。

 峠での暴走ばかりに目が行きます、それはもちろん許される行為
ではありませんが、

 帰省時の高速道路のマナーとルールも見返ることが必須では無
いかと思います。

 峠でも高速道路でも、あの人の命はもう二度と戻ってこないのです。

 そうならないためには、やはりマナーと自制心であり、この二つは
常々重要であると自分もしきりに反省している次第です。