動脈硬化を防ぐには、なによりも食事に気を付けて、よく歩くことが大事です。加えて、アクションプラスがお勧めしているのが「かかとの上下体操」です。これは、かかとを上げたり下げたりする、簡単な体操です。
動脈硬化はなぜ起こるのでしょうか。その最大の原因は、加齢です。
動脈硬化を高齢者の病気だと思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。動脈硬化は、生まれたときから始まっています。この世に生を受けた瞬間から、心臓は休む間もなく動き続け、動脈は全身に血液を送っています。
ですから、動脈は年齢を重ねるほど疲弊し、硬くなっていくのです。40歳を過ぎるころにはどんな人の血管も多かれ少なかれ動脈硬化が起きています。
それに拍車をかけるのが、生活習慣です。脂肪の多い食事や運動不足、喫煙などによって血管にプラークがたまると、血管の内腔が狭くなったり血栓ができたりして、動脈硬化は悪化します。
ですから、動脈硬化を防ぐには、なによりも食事に気を付けて、よく歩くことが大事です。
アクションプラスがお勧めしているのが「かかとの上下体操」です。
これは、かかとを上げたり下げたりする、簡単な体操です。次の三つの作用によって、効率的に足の血流を改善します。
①足の血液量を増やす
足の筋肉は動いていないときは血流を必要としませんが、歩いたり走ったりするとたくさんの血液が必要になります。かかとの上下体操でふくらはぎの筋肉を使うと、それだけで足の血流が増えます。
②心臓に血液が戻りやすくなる
足の筋肉(主にふくらはぎ)には、重力によって下にたまった血液を心臓に戻す働きがあります。かかとの上下体操を行うと、ふくらはぎの筋肉がポンプのように働いて、たまった血液を上に押し流します。
③一酸化窒素(NO)が増えて血流がよくなる
静脈の内側の内皮細胞からは、血管を拡張したり血液を固まりにくくする一酸化窒素(NO)が産生されます。かかとの上下体操で血管内皮が刺激されると、NOの産生が高まり、血流がよくなるのです。
かかとの上下体操で、足の血流がよくなれば、むくみや間欠性跛行のような下肢の症状が改善し、全身の血流もよくなります。
かかとの上下運動を毎日行い、ウエストが細くなった女性(60代)もいます。ふくらはぎだけでなく腹筋も使われて、おなかが引き締まったのでしょう。
かかとの上下体操は、いつ行っても構いませんが、朝晩2回を目安に、各30回ずつ行うといいでしょう。
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