長い睡眠のあとの体調不良について
とても疲れている時や休日前など、ふだんより長い睡眠をとって目覚めた時
に,頭痛や吐き気、胃痛、めまい、悪寒,貧血などの症状が出たら、多くの原
因は酸欠です。
人は普段の生活で、1分間に約72回の呼吸をしています。眠っている時にはこ
れが30回前後にまで減り、呼吸も浅くなります。
横隔膜が伸びたり縮んだりして呼吸を行っているので、呼吸を浅くゆっくりす
ることによって、横隔膜を動かしている自律神経も休ませているわけです。
ですから、血中酸素濃度も普通の活動をすれば、すぐに酸欠を起こすくらい薄
いものになります。
人は寝ている間も寝返りを打ったりして、色々と動いていますが、筋肉はある
程度の酸素を蓄えているので、8時間前後の睡眠なら酸素が足りなくなる心配
はありません。
ところが、10時間を超えて寝てしまうと、身体のあちこちが酸欠状態を起こ
し、冒頭で述べたさまざまな症状として表れてくるのです。
カラダの中で最も酸素を消費する器官が脳です。脳が酸欠状態になれば頭痛に
なります。高山病と同じ原理です。頭痛や吐き気、だるさや手足の震えなどが
起こります。
内臓が酸欠状態になれば蠕動運動が不活発になりますから、胃や腸が気持ち悪
くなったりします。
血中酸素濃度が上がり、体内のいろいろな器官、特に脳に十分な酸素が行き渡
れば、症状は消えます。
寝すぎで具合が悪くなった時は、外に出て深呼吸を繰り返してください。5~
10分で楽になるはずです。
軽い有酸素運動をしても良いですね。
いずれにしても、病気ではないので心配はしないでください。
