1992年に公開されたジョン・カーペンター監督作品
「透明人間」である。
当時F・コッポラの「ドラキュラ」やK・プラナーの「フランケンシュタイン」のように
古典ホラーの再映画化の一つに数えられていたが、
ベースになっている物語がH・G・ウェルズではなく、
H・F・セイントという人の小説「透明人間の告白」が原作のまったく別物である。
(カーペンターには「大アマゾンの半漁人」のリメイクが準備されていたが、
当時のユニバーサルの親会社だった松下電器の理解を得られず頓挫した)
人気コメディ俳優、チェビー・チェイスが制作・主演なのだが、
コメディ的なスラップスティック調ではあるものの、
テーマが重いのか、イマイチ振り切れていない。
カーペンター曰く「チェビーがプレッシャーでガッチガチ」だったそうだ。
タイトルにも「John Carpenter's」になっていないように
雇われ監督に徹した感がある。
改めてみてみると、実にしっかりとした映画である。
デジタル編集の草創期の映像で、今だともう少し楽に、
さらにきれいに画作りができただろう。
公開当時、同期の女の子と歌舞伎町の映画館で観た。
べつに狙って誘ったわけではない。
その女の子が珍しくもカーペンターのファンだったのである。
なので、鑑賞後ややこしいwことは何もなく、お茶飲んで解散でしたw
