新屋島水族館 マナティーの生態研究&餌やり体験
今日はリハが夜からなので昼間の更新です
実はこの水族館、昨年の夏、足の手術前に中国、四国地方一人旅の際に行ったばかりで、めったに来る機会もないので次は何年後になるかと思っていたらまさかこんなに早く来れることになって驚きです(笑)
なので以前にもブログでも紹介したのでそちらも見ていただけると嬉しいです
今回は天候が悪く、数メートル先も見えない霧と寒さの中で、山上からの景観も真っ白で何も見えませんでしたが、水族館は存分に楽しんできました
さてこの水族館、標高およそ300メートルの屋島山上にある珍しい水族館で、1963年に屋島山上水族館として開館しましたが2006年に閉館し、同年に新屋島水族館としてリニューアルしました
小さいながらイルカやアシカの海獣ショーはもちろん、地元瀬戸内海の魚たちなど見どころは多く、特に希少なマナティー必見です
今回1日1回6名限定、料金500円で参加できるマナティーの生態研究&餌やり体験というすごい濃い内容で感動のイベントに参加してきたので紹介します
まずは準備室で配られた資料を見ながら飼育員さんによるマナティーについての講義です
生息地、体の特徴、野生での現状、飼育個体の紹介などについて学びます
ちなみにマナティーはアメリカマナティー、アフリカマナティー、アマゾンマナティーの3種存在し、新屋島水族館にはアメリカマナティーが2頭飼育されています
国内では新屋島を合わせて4館でしか飼育展示されていない貴重な動物です
講義のあとは餌作りです
キャベツやニンジン、白菜を自分で切って、給餌棒という鉄の棒に差し込みます
餌の準備ができたらいよいよ飼育室へ
飼育室内は生息環境に合わせて常に暖かい気温が保たれています
先ほど準備した給餌棒に刺さった餌をプール内に沈めると、
さっそくマナティーが餌を食べにやってきます
写真のマナティーの口元にあるのが給餌棒で、これに刺してレタスやキャベツを固定して沈めることで、葉が散らばって水面に浮いてしまうのを防いでいます。
その後はなんと胴長靴を着てプールに浸かり、さらに近くでの餌やりです
プールに浸かり、餌のニンジンを水中で折ると、その音に反応して近づいてきます
足元にニンジンを置くと足から10センチぐらいまで近寄ってきました
水中スコープで覗くとすごい迫力です
日によってあまり寄ってこない時もあるそうですが、この日はいい感じで寄ってきてくれたようです
現在、さらに馴れる訓練中でゆくゆくは直接手からニンジンを与えれるようにしたいそうです
給餌が終わって準備室に戻り、記念のポストカードをもらってイベント終了
本当に濃い内容の素晴らしいイベントでした
他にもイルカショーやコミカルな演出で芸達者なアシカショー、コツメカワウソやウミガメの餌やり、土日祝日はイルカプールに透明ボートに乗って入れるなど貴重な体験イベントが盛りだくさん
とても素晴らしい水族館なのですが、今年の11月に運営会社が来年中に閉鎖することを発表しました
国立公園の中にあるために施設の老朽化の改修などが行えないことなどが原因らしいのですが、国や県、市が協力するか、別の運営会社が受け持つかしてなんとか存続してほしいです
2002年には昭和5年に四国初の動物園の栗林公園動物園も閉鎖になってしまったし、高松から動物園、水族館が両方なくなってしまうのは悲しいです
地元の幼稚園の子供たちもたくさん来館していたしどうにか存続できますように