里見八犬伝 大千秋楽 | 中野高志のWILD LIFE

里見八犬伝 大千秋楽

里見八犬伝 全30公演 無事に終了しましたクラッカー

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9月の末から始まった稽古から大千秋楽の12月6日まで長い期間でしたが大きな怪我人もなく無事に終われたことがなによりです合格



Twitterでは定期的に更新はしてましたがブログは滞っていたのでちょっとつぶやけなかったことも書いてみますシラー



2年前の初演から「痴平」という役で参加していましたが、前回は顔を完全に隠した覆面スタイルでしたが、今回再演にあたり、全く同じ環境が個人的に嫌だったのでいろいろ改善しようと働きかけました。



やはり一役者である以上、顔を完全に隠されることには不満もあり、アンサンブルの中でも群を抜いて体を張った動きをしていただけに、むくわれない感があったのは事実です。



その覆面がもたらす不気味さという効果を狙ったのかもしれませんが、個人的に表現の技術には自信があったし、顔を出して自分の表現を出したかったんです。



その思いを今回稽古が始まってすぐに演出の深作さんに申し出たところ快く快諾してくれたうえに、痴平と愚平のキャラづけにも力をいれていただきました。



今回はそのことが一番の感謝です。



結果自分の表現や動きにも自由度が増し、殺陣師の諸鍛冶さんからもアクション中でも細かい動きやキャラクターを作らせていただき本当にやりがいがありました。



正直全ての思いが叶った訳ではありませんが、初演よりも自分の働きかけで環境が改善したのは進歩だと思うのでその点では満足しています。



1幕最後の犬田村襲撃と2幕最後の戦いでは出せうるだけの力を出したつもりです。



見てくださった方々からアクションだけでなく待機中の動きや体勢の低さなどをよかったと言っていただけたことも嬉しかったです。



何気にこだわって作りこんだ動きなうえに地味に見えて結構キツかったので(笑)



テーマとしては「誰にもできない動きをする」「見た方に気になる存在として残る」と同時に痴平のキャラクターとしては「怖い・気持ち悪い・こざかしい」の3Kを目指しました。



相方、愚平の川ちゃんも2年前よりも技術的にもパワーアップしてくれていたので、自分のオーダーはもちろん、川ちゃん自身の表現も良くていい刺激になりました。



房八とぬい役のりょうきとまおちゃんもいい芝居をするので殺し甲斐があったし、真田十勇士から切磋琢磨した石垣佑磨さんとは今回剣を交えることができて血がたぎったし、小文吾の荒井くんが芝居はもちろんアクションの技術、相手に合わせるコミュニケーション能力、冷静さを持ち合わせていてくれたので、こちらも存分にぶつかることができました。



全力で暴れ、駆け抜けた里見八犬伝。



応援してくださった皆様本当にありがとうございました!!

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地方公演の大阪、高松、九州ではプライベートの動物園、水族館めぐりも満喫したので、そのこともアップしていこうと思いますグッド!