弾丸一人旅 広島市安佐動物公園 前編
先日行ってきた中国・四国地方の一人旅で足を運んだ動物園を紹介します
神戸から500km以上車を走らせて最初に行ってきたのは広島市安佐動物公園です
1971年9月1日に開園した動物園で中国地方では最大級の動物園です
およそ170種1700頭の動物が飼育展示されていて見所満載
長くなることを覚悟で、各見所を紹介していきます
まずは園内に入ってすぐにあるヒヒ山
普通動物園はサル山でニホンザルやアカゲザルを飼育展示することが多いのですが、安佐動物公園の名物はヒヒ山のアヌビスヒヒ
大人から子供までたくさんの個体が暮らしています
普通のサルとは違うアヌビスヒヒ独特の社会性や行動が見ていてとても楽しいです
室内展示室に置いてある飼育員さん手書きの解説マンガを読むとより一層楽しめます
それに伴い安佐動物公園では初のチーターの飼育展示が始まりました
この日は非常に暑くて活発な姿を見ることができませんでしたが、近くでいい表情を見せてくれました
他にも飼育展示されていたネコ科猛獣がいい顔を見せてくれたので紹介します
まずはネコ科最大のアムールトラ
眼力がハンパないです
百獣の王ライオンの存在感もさすがです
2010年にオープンした新しいライオン施設レオガラスは水場や日陰、餌やりコーナーなどがガラス側に設置されているなどライオンを近くで見ることのできる工夫がされてます
ヒョウの中では1番体が大きく北方に生息しているこいつは、野生の個体数はなんと40頭以下で絶滅寸前
日本の動物園でも5園9頭しか飼育展示していなくて個体数も少ないですが、安佐動物公園では繁殖に成功していて、国内の頭数の過半数がここの血縁です
安佐動物公園は希少な動物の繁殖の成功例も多い素晴らしい動物園なんです
大型草食動物もかなり近くで見ることができるのも見所の1つ
アミメキリンにいたっては鼻息が届き、頭を触れてしまうほどです
キリンの特徴である長い舌もこの通り(笑)
マルミミゾウもサービス精神旺盛で近くによってきてポーズをとってくれました(笑)
マルミミゾウはアフリカゾウの亜種とされてきましたが、2001年の遺伝子の研究結果から近年は別種とする考えが一般的になってきました
一緒に飼育展示されているアフリカゾウと見比べてみるのも楽しいです
ちなみに日本では2園でしか見ることができない希少なゾウなので必見です
「動物とのふれあいがいつでもできる」「誕生や育児・赤ちゃんの観察を通して命を実感できる」をテーマにしたぴーちくパークも子供たちに大人気
ヒツジやヤギなどにさわれるのはもちろん、ポニー乗馬体験などふれあい要素満載
ニワトリの卵の中身を見て、生まれる前のヒヨコを観察できるのも面白いです
アオメキバタンも人懐っこく(笑)
安佐動物公園は少し距離のある西園が丘の上にあり、展望台からの景色はきれいだし、
他にも人気のレッサーパンダなども飼育展示されていますが、坂道で距離があるので真夏は相当の気合と覚悟が必要です
熱中症に気をつけましょう
暑さを避けたい時は園内入口付近にある動物科学館がお勧めです
たくさんの骨格標本や、体感施設、図書やビデオコーナーなど貴重な資料がたくさん
様々の動物の頭骨標本を作成して全国の学校の授業に無料で貸し出しをするなど教育活動も積極的に行っています
館内1番の注目展示は国内最大のオオサンショウウオの実物標本です
全長150cmのオオサンショウウオは標本とはいえ迫力満点
安佐動物公園はオオサンショウウオの研究繁殖で多大な功績があることでも有名です
オオサンショウウオを含め、繁殖に成功している希少な動物たちを中心に後編で紹介します
長くなったのでアイスドーナツを食べて一休みです(笑)