6月と城崎マリンワールド 紹介編 後編
早いもので今日から6月
梅雨入りもしたようで天候に気をつけないといけませんね
春の暴風雨で折りたたみ傘が大破したので新しいのを買わないと
ピーターパンの稽古も本格的になってくるので怪我に気をつけて頑張ります
まず紹介するのはシーランドスタジアムで行われているショーです
日本海を背景にした景観が素晴らしいステージで、プール以外にも仕掛けがたくさん
なんと奥のセットからは炎や霧が吹き上がる迫力の演出です
イルカたちのパフォーマンスも見ごたえ十分
イルカだけでなく、アシカやセイウチたちもコミカルなパフォーマンスで盛り上げてくれます
ドルフィンタンクでは室内にいながらイルカを間近に見ることができるうえに、生態の詳しい解説を聞くことができます
カマイルカについての生態や体の構造がスクリーンに映し出されたり、普段なかなか見る機械のないヒレやへそなどを見ることができます
パフォーマンスもばっちり近くで楽しめます
そして今回、水族館の裏側を探検できるバックヤードツアーに参加してきたのでその様子も紹介します
バックヤードツアーは様々な水族館で行わていますが撮影が禁止のところも多いです
城崎マリンワールドは撮影がOKなうえに館内だけでなくショーステージにもあがれたのでとても楽しめました
これがステージからの客席の眺めです
裏側から見るとセットの機構も見えちゃいます
完全に注目点が職業病です(笑)
スタッフさんにも変わったところに興味をお持ちですねと突っ込まれましたがちゃんとイルカたちにもさわってきました
館内に入ってからは水族館の機構や水槽内の造りについてレクチャーしていただきました
水槽の水をきれいにする、ろ過器のフィルターは3層構造
水槽に使われるアクリルガラスはこんなに分厚いんです
通常のガラスより柔軟性があり加工がしやすく、透明度も高く、最近ではほとんどの水槽がアクリルガラスでできています
まぁアクリルも万能ではなく通常のガラスより傷つきやすいという欠点もありますが
これは擬岩といって作り物の岩です
水槽の中の岩やサンゴ、貝などを本物と思っている方も多いと思いますが、水族館ではそのほとんどが軽くて丈夫なFRP(強化プラスチック)でできた作り物です
本物の岩だととんでもない重さですし、サンゴは生き物で飼育条件が難しいです
貝もパイプやガラスにつかないように作り物です(水槽によっては藻やコケをきれいにするために本物を使用こともあります)
続いて案内されたのは調餌室
名前の通りエサを作ったり管理する部屋で、ボードには各動物たちの名前や食べるエサの種類、量などが細かく記されています
動物たちの体調や季節、性別によって餌も変わるし、餌は健康に大きく関わるので大事な作業です
頭を使うだけでなく、実は結構重労働
これはセイウチが一回に食べる量で、重さ9キロ
1日に何回も重い餌を持ち運びしないといけないんですね
餌を冷凍保存しておくための冷凍室はマイナス23℃
中に入ってじっくり観察したかったのですが、前編で書いたように自分はこの日、相当薄着で寒さにやられていたので10秒で出てきてしまいました
ちなみに解凍した餌はビタミンなどの栄養素が流れ出して少なくなるのでサプリを混ぜて与えたりします
続いて展示水槽の裏側に行って魚たちに餌を与えてきました
水族館はお客さんの通る表側はとても綺麗なんですが、裏側はいろんな機械やパイプや飛び出てていて天井が低かったりして工場のようです
展示水槽の上に立つと不思議な気分です
ゴーグルを使って水中を覗くといつもと違う視野で楽しめます
メガネモチノウオに直接餌をあげたのですが結構大きくて勢いがあり、ビビってしまいました
こんな貴重な体験ができる城崎マリンワールド最高でした
ただアクセスしづらい場所にあるので、行く際は城崎温泉などの観光もかねて行かれると一層楽しめます
城崎といえば温泉とカニです
行かれる際はじっくり堪能してください