ロケと野毛山動物園 爬虫類館のカメ編 | 中野高志のWILD LIFE

ロケと野毛山動物園 爬虫類館のカメ編

先日宿泊ロケに行ってきましたニコニコ



朝の3時30分出発で日が暮れるまでぶっ通しの撮影でとても疲れましたあせる



スタントをやらせてもらったのですが、本番はうまくいったんですが最初のテストがうまくいかず悔しかったですショック!



最初から成功させてかっこいいとこを見せたかったんですが、まだまだですあせる



撮影は条件がよくないことが多いのでどんな状況でもすぐに対応できるように精進しますメラメラ



そして今日は野毛山動物園の紹介も最後グッド!



園内でも1,2を争う古い施設の爬虫類館の動物を紹介しますニコニコ



爬虫類館は1971年に建築されておよそ38種130頭の爬虫類を飼育していますグッド!



最近では密輸されて警察に摘発された希少爬虫類が保護されることも増え、飼育しているカメの5割が密輸などで摘発、保護されたものですあせる



密輸された動物は現地に戻す方法が確立されていないので動物園や水族館で保護するしかないそうですショック!



動物園では保護だけでなく繁殖にも取り組み大きな成果もあげています合格



まずは館外の広場にいるエミスムツアシガメビックリマーク

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両後ろ足の付け根にケヅメがあり、足のように見えるためムツアシ(6つ足)の名前がつきましたニコニコ



続いてヘサキリクガメビックリマーク

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こいつは世界でもっとも絶滅が心配されるリクガメの1種でマダガスカル島のみに生息し、その数はたった100~400頭ほどだといわれていますあせる



国内では野毛山動物園でしか見ることができないのですがその経緯も複雑ですダウン



1970年代に森林伐採の環境悪化で激減しましたが、1986年に自然保護団体が保護区で繁殖に取り組み、10年以上かけて8頭から162頭まで繁殖に成功しました合格



しかし悪いやつがいるもので、1996年にその中から76頭が盗まれ、密輸されてしまいましたパンチ!



その中には日本に密輸されたものもいて、摘発され野毛山動物園で保護されたという訳ですシラー

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この写真の個体は違法に飼育されて環境が悪かったために甲羅がデコボコに発育してしまった個体ですあせる



続いて紹介するハミルトンガメも密輸保護されたものですあせる

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黒字に白の斑点が特徴で、観賞用だけでなく食用としても乱獲されたため数を減らしていますショック!



野毛山では保護後に繁殖に成功し、繁殖賞も受賞しています音譜



動物園では動物の生態だけでなく、野生動物と人間との問題も学ぶことができます。



こうした保護動物がいることを知ることで、違った感覚で動物を知るきっかけにもなると思いますグッド!