おおかみこどもと豊橋総合動植物園 子ゾウ編
昨日は稽古前に「おおかみこどもの雨と雪」を見に行きました
先日、映画のチケットをいただいてその日に見に行こうと思ったら満席で見れなかったので、少し早めに行きました
内容もよかったのですが、背景や自然の描写がとても緻密ですばらしかったです
そして今日の動物園紹介は引き続きのんほいパークですが、名古屋遠征に行った1番の目的のアジアゾウの赤ちゃんを紹介します
●名前は「マーラ」。インドの言葉で「花の冠」という意味。
国内では昔から多くのアジアゾウが飼育されていますが、繁殖の成功は少なくマーラの誕生で4例目です
2004年3月に神戸市立王子動物園で初の出産(メス。生後13ヶ月で死亡)
2007年5月に市原ぞうの国で2例目(メス。健在)
2007年10月に神戸市立王子動物園で3例目(オス。4年5ヶ月で死亡)
2011年9月に豊橋総合動植物園で4例目。
これらの状況から、アジアゾウは出産後も生存することが難しいことがわかります
およそ5500年前から荷物の運搬、農業、戦争などに利用されて人間との関係が深いにも関わらず完全に家畜化できないのは管理下での繁殖がとても難しいからだといわれています
本来アジアゾウは母系社会の群れで暮らし、その中で出産や子育てについて学ぶのですが、動物園では単体やごく少ない頭数の飼育がほとんどのために学ぶことができません
そのために出産しても子供に驚いて攻撃することもあり、自然哺育も難しく人工哺育になるケースがほとんどです
ここ豊橋総合動植物園でも人工哺育となりましたが、飼育員さんの献身的な活動により順調に成長し、母親と柵越しに対面することもできたようです
自分が行ったときは一般公開も始まっていましたがまだ2月寒すぎるときは公開が中止されることもあった時期ですが、最高の天気に恵まれて元気に動き回るマーラが見れました
飼育員さんについて周り、タオルを鼻でつかんで遊んだり、鎖をつかんだりする様子が観察できました
人工哺育のため母乳を摂取することが難しく、免疫が弱くなったり骨が弱くなったりすることがあるそうでとても注意しているそうです
日光に当たることが大事らしく外で行動させることが大事なんだそうです
のんほいパークのホームページでマーラの成長記録が見ることもできます
もうすぐ生後1年でだいぶ大きくなったようなので、これからも無事に大きく育ってくれることを祈ります