恐竜王国2012と名古屋市東山動植物園 別館編
ついに行ってきました
夏休みで日曜なだけあって、開場時間ちょうどに行ってもすでに大行列が
どうなることかと思いましたが会場が広いのでくまなく堪能できました
後日詳しくアップしますがいつになるやら
そして今日は、長らくほったらかしになっていた名古屋市東山動植物園の紹介です
ここは別館がすばらしく、2010年にリニューアルされた「世界のメダカ館」は圧巻
館内は川の上流から河口までを再現していて、淡水魚や水生生物が200種以上展示されています
特にメダカの種類は国内のものから海外のものまで驚くぐらい細かい種に分けられて展示されていて、メダカ好きの方はこの建物だけで1日過ごせると思います
夜行性小獣、爬虫類、両生類が展示されている「自然動物館」は個人的に大好きなエリアで膨大な種類の生物や希少な生物が多く見られます
暗くていい写真が撮れなかったのですが、ミミセンザンコウは国内でここでしか見られません
ほんのごく一部ですがここの動物たちを紹介します
まずはインドガビアル
ワニの仲間はクロコダイル科、アリゲーター科、ガビアル科があるのですが、ガビアル科はこいつだけです
姿が似ているマレーガビアル(ガビアルモドキ)はクロコダイル科なのでお間違えなく
歯の数が現生のワニの中で一番多いのと、長い口吻が特徴です
食性は魚食性で、長い口吻は水の抵抗が少なく、魚をとるのに適しています
名前通りのゴツゴツした体が恐竜ぽくてかっこいいです
ペットでも流通してるようですが飼育難度が高いらしいです
鼻の上の突起がサイの角みたいだからサイイグアナって名前らしいんですが、自分は盛り上がった頭の方がインパクトあると思いました(笑)
続いてエボシカメレオン
頭の飾りが、日本古来の帽子の烏帽子(えぼし)に似ていることからこの名前がつきました
カメレオンの食性は動物食ですが、こいつは珍しく葉や果実も食べるようで、カメレオンの中では比較的飼育がしやすいようです
名前の通り南アフリカ原産で、後ろ足の内側3本に爪があります
園内の水槽に非常に大量に展示されていますがそれもそのはず、メスは1年中繁殖できるし、食べ物を視覚でなく嗅覚で判断するので生餌(生きて動く餌)を使うこともないので飼育しやすいようです
そのため医学や生物学の実験動物としてよく使われます
続いて夜行性動物ですが、暗室なのでいい写真が撮れませんでした
長い耳にブタのような鼻、立派な爪にカンガルーのような尾をもつ変わったやつで、名前にブタとつきますがブタが属する偶蹄目でなく、管歯目に属します
この管歯目はツチブタ1種しか該当しないのでとても珍しい動物といえます
夜行性で地下に掘った穴に潜み、食べ物は主にシロアリを食べます
野生では見つけることが難しいため詳しい生態が分かっていない動物です
次はフタユビナマケモノ
暗いところでノソノソ動く様子はどこかミステリアスです(笑)
ほとんど動かないことで有名ですがそれもそのはず、哺乳類としては珍しい変温動物です
爬虫類と同じ代謝能力で、自ら体温を維持しないために消費するエネルギーがとても少ない省エネなだけで、怠けているわけではありません
ちなみにナマケモノは前足の指が2本あるフタユビナマケモノと、3本あるミユビナマケモノの2科に分かれますが、ミユビナマケモノは飼育が難しいので、国内で飼育されているナマケモノは全てフタユビナマケモノ科です
最後にミナミコアリクイ
いろんな動物園で人気の動物で、活発によく動きまわります
小さくてもアリクイの特徴である鋭い爪は健在で野生ではこの爪でアリやシロアリの巣を壊して40cmもある舌でなめとります
動物園ではアリの変わりにドッグフードやヨーグルトなどをミキサーにかけたものを餌として与えています
本当に東山動物園は飼育展示数がすごいのでまだまだ紹介したい動物もいますがまたの機会に
何回行っても飽きることのないボリューム満点の動物園です