滝沢歌舞伎とさよならオウジ
4月8日から滝沢歌舞伎の幕が開きはや3日
始まって間もないのに疲労がハンパないですが、早くこの生活スタイルに慣れていきたいと思います
そして悲しいお知らせが耳に入ってきました
神戸市立王子動物園で生まれて飼育されていた子象のオウジが死亡しました
平成19年に生まれてから元気に育ち、一般公開もされていましたが生後1年ほどしてから骨が弱くなる骨軟化症になり足に圧迫骨折、立つことができなくなりました。
それから3年半もの間、決死の治療とリハビリをしてきたのですが先日死亡したようです。
子ゾウといえ体重は生後すぐでも100キロ近いし、日に日に体重は増えていきます。
大型動物は立てないと内臓を圧迫するし、食べ物を消化するときに発生するガスが内臓でねじれたりするため、立てないことは死を意味します。
以前ブログでも書きましたが、日本国内のゾウの出産例は4例しかなく、オウジはその3例目でオスとしては唯一のケースです。
動物園で出産した母ゾウは子育てをすることが難しく、人工保育がほとんどです。
オウジは最初母ゾウの母乳で育ちましたが、数ヶ月で人工ミルクに切り替わりました。
人工保育のミルク育ちだと免疫や抵抗力、骨組織形成に難があったのかもしれません。
まだレポートしてませんが2月に名古屋の豊橋総合動植物園で国内4例目のアジアゾウの赤ちゃんを見に行ったときに飼育員の方にそのような話を聞きました。
豊橋総合動植物園の子ゾウも人工保育ですが、何事もなく大きく育ってくれることを祈ります。
王子動物園は2月に国内で3番目の長寿のシロサイが死亡したばかりですし悲しい知らせが続きます。
地元で思い出深い動物園なので、これからは楽しみや期待の知らせがたくさん届きますように