降雪と井の頭自然文化園 日本の動物編
今日はいろいろと用事を済まそうと思ったんですが、想像以上の雪が積もったんで思うように予定をこなせませんでした
もう3月になろうっていうのにまだまだ油断できませんね
さて今日からは井の頭自然文化園の紹介をしようと思います
紹介編は http://ameblo.jp/action-zoo/entry-11147138182.html
以前にアップしたんで早速日本に生息する身近な動物たちを中心に紹介します
手先が器用で水中の獲物を探って捕まえたり、エサを洗ったりする仕草からアライグマの名がつきました
本来は北アメリカが原産ですが、飼育されていたものが逃げたり放されたりした結果野生化
農作物の被害や生態系への影響が問題となっていて、特定外来生物に指定されています
見た目は癒し系なんですけどねぇ
特定外来生物や外来生物法についてはいつか詳しく説明したいと思います
日本の本州、九州、四国に生息するキツネです
キツネは雑食性で適応力が高いため、多くのネコ科やイヌ科を含むグループである食肉目の中でも世界中で1番広い範囲に分布しています
続いてキツネと並んで有名なホンドタヌキ
こいつも名前のホンド(本土)からくるように日本の本州、九州、四国に生息するタヌキです
この日は親子が重なって眠る様子が観察できました
タヌキは複数の個体が同じ場所で排泄する場所をもつことで有名で、糞の貯め場ということで「ため糞」といわれます
周囲の個体へのアピールや情報交換としての働きがあるらしいです
次も日本の里山動物ニホンアナグマです
名前の通り、穴を掘って地面に巣穴を作り生活しています
食性や生態、ため糞をしたり、死んだふりの擬死などタヌキと似ている点が多く、昔からよく間違えられているようです
長くずんぐりした体型が特徴で、のそのそ歩く様子は愛らしいです(笑)
次はニホンカモシカ
国の特別天然記念物に指定されている動物で日本の固有種です
この写真では分かりにくいですが、目の先にある眼下腺からでる匂いのある液を木などにこすりつけてマーキングします
ちなみに名前からシカの仲間と思われがちですが、実際はウシの仲間です
ミミズクの中でも大型の種で、太い足と鋭い爪が強力な捕食者であることが分かります
フクロウとミミズクはよく似ていますがミミズクは「羽角」という耳のような羽が生えていることから区別されます
しかしシマフクロウにも羽角があることから厳密な区別ではないので注意が必要です
せっかく日本の動物たちに触れたので日本の動物相について少し
日本にはゾウやライオンのような有名な動物がいないので地味だと思う方も多いと思いますが侮ることなかれ
とても多様で多くの種が生息しています
同じようなイギリス諸島と比べると歴然生息する哺乳類は日本は110種に及びますがイギリスは44種ほど
その国にだけ生息する固有種も多く、日本は総生息数の半分以上の56種
イギリスはなんと0なんです
その理由として、大陸から離れた島国であることと、南北に長い地理のおかげで亜寒帯から温帯、亜熱帯まで多様な気候に面していることが挙げられます
面積は小さくても、奇跡の自然環境に恵まれた日本は世界的にも貴重な地域なのです