多摩動物公園 アフリカ園 サバンナ放飼場編
多摩動物公園は動物の生息地ごとに4つのエリアに分かれていますが、今回はアフリカ園の中にあるサバンナ放飼場の動物を紹介します
ここサバンナ放飼場は広さ1ヘクタールにもなる多摩動物公園で最大の展示施設です
その広さを活かし、アフリカの草原で見られる動物が数種類も、しかも群れをなして展示されています
見ていて面白いのが、広い放飼場で一見のびのび暮らしているように見えますが、エサの時には動物同士の順位関係が表れ、体の大きいキリン、シマウマ、オリックスといった順番があったり、他の種の動物との接触を避けたりと野生に近い関係が見ることができます
あとサバンナ放飼場の土の色が赤い理由は火山礫を使用しているからだそうです
この土はキリンやシマウマたちのひずめを保護する効果があるらしく、飼育係の工夫の一つだそうです
まず紹介するのはアミメキリンです
野生ではほとんどくつろぐことのないキリンも危険のない動物園ではこういったリラックスポーズをとることもあります
多摩動物公園ではさまざまな年齢層のキリンたち十数等が群れをなしているので見ごたえ抜群
エサの時間に来ればこんな近くでたくさんのキリンの表情をじっくり観察できるのでお勧めですが、あまりの迫力に小さな子供は泣いてしまう様子がよく見られます(笑)
この前ベビーラッシュ編でも紹介しましたが、シマウマの中で一番大きな種で、縞と縞の間隔が狭く本数の多い模様はシマウマの中で一番美しいといわれています
ウマやロバはヒトの生活を助けてきましたが、シマウマがヒトの生活に役立つことはほとんどありません
それは広い草原で常に捕食者から警戒して生活してきたために、とても神経質で臆病な気質であるからといわれています
サーベル状に後ろにカーブした角が特徴です
角はオス、メス両方にあり、大きくなると1メートル以上の長さになります
サハラ砂漠や乾燥した草原に生息するために暑さと乾燥に強く水を飲まずに長時間耐えることができます
モモイロペリカンのエリアに近づきすぎて攻撃を食らうシロオリックスです(笑)
ここでは食べる順番や休息する場所などをめぐってお互い気を遣う姿が見れて楽しいです
他にもダチョウやコシベニペリカン、シュバシコウといった鳥類も一緒に展示されています
今回はたくさんの見所の中の1つ、サバンナ放飼場の紹介でした