大恐竜展in東京タワー 前編

大恐竜展in東京タワー
大恐竜展は2009年の国立科学博物館以来だったので久々
天気が悪くて頂上が霞んで、魔王の城みたいになってる東京タワー
その1階の特設会場に開催されてます
開場時間の10時ちょうどに行ったらすでに列が
土曜日だし、恐竜好きな子供連れが目立ちました
ではではまずはこの恐竜展についての解説を
2011年3月19日から~6月12日まで開催されてます(本来は3月12日開催予定だったけど地震の影響で延期)
日本最大の恐竜博物館で世界有数といわれる福井県立恐竜博物館
そこの貴重な恐竜標本およそ80点が東京タワーの特設会場に展示されます
中生代の三畳紀後期(約2億3000万年前)から白亜紀後期(約6550万年前)の様々な恐竜を展示していて、有名な欧米の恐竜だけでなく、アジアの恐竜が多く展示されるのも本展の特徴です
全長およそ12mにもなる最大級の肉食恐竜「アクロカントサウルス」や、全身復元骨格およそ25体が一気に並ぶ展示は圧巻
早速今回も気に入った恐竜をピックアップして紹介していきたいと思います
会場に入ってすぐに出迎えてくれるのが誰でも知ってる恐竜の王者
ティラノサウルス・レックスの頭骨です
1.5mもあろうかという頭部と15cmを超える歯を見ると恐竜の力強さを感じます
しょっぱなテンションマックスになれる展示構成です
こいつも割りと有名な恐竜で、目の上の突起が特徴です
こうやって模型と並べての展示はわかりやすいし、新しい発見もあります
大きさはティラノサウルスより1回り小さく、生息してた時代も1つ前です
そのアロサウルスと同じ時代と地域に住み、ライバル的な存在で知られる・・・
背中の板と、尻尾の4本のトゲを持つ姿は有名です
背中の板については、内部に血管の跡があるために、体温を調節するラジエーターの役目であったり、オスとメスの間のアピールに使われたといわれてますが、確かなことは分かっていません
自分が子供のころは、防御に使ったり、音を鳴らして警戒音を出したとかいわれてましたけど現在はその説は否定される傾向にあります
この骨格標本は尻尾のトゲの配置が上を向いてますが、最近の傾向としてステゴサウルスの尾のトゲは地面と平行に真横に生えている解釈が一般的になっています
恐竜の解釈や定説はこうやって日々変わっていくので、新旧の情報を確認するのも楽しみの一つです
お次は竜脚類(4足歩行で首と尾の長い恐竜)の頭骨シリーズ
左からエウロパサウルス、ブラキオサウルス、アパトサウルス、ディプロドクスです
こいつらはみんな全長が軽く20mを超えるため、ここの特設会場では完全骨格は展示は難しいと思われます
大きい博物館ではド迫力な完全骨格が見れるのでお勧めです
ちなみに同じ竜脚類で小型の種のカマラサウルスの亜成体の骨格は展示されてます
頭骨だけでも楽しみかたはたくさんあります
ディプロドクスの歯です
こうやって見ると植物食で、えんぴつのような歯が上下でこすれあって、葉をすりつぶしていたのが分かります
一番最初のティラノサウルスの歯と比べると食性の違いが一目瞭然
一見、骨格だけだと同じ種類は違いが分かりにくいですが、こうやって局所的に目を向けて、種の違いを発見するのも楽しみの一つです
とりあえず今日は有名な恐竜を紹介してみました
次のブログでは今回の恐竜展の目玉、巨大な全身骨格を紹介つつ、他の貴重な骨格についても触れていこうと思います