療養とマレーバク
滝沢歌舞伎が終わってからはや数日
崩した体調を戻すため数日療養してゆっくり休んでるんですが思ったほど良くならず、もやもやした毎日を送ってます
明日は気分転換に動物園か水族館に出かけようかと思ってます
そして久々に動物ブログを再開しようと思います
今回紹介する動物は「マレーバク」です
世間ではパンダが注目を浴びてる中、同じ白と黒のカラーのこいつにも関心を持ってもらいたくて今回取り上げました
マレーバクは世界に4種いるバクの中で最も大型で、体長220~250cm、体重は250~300kg。
唯一アジア地区のタイ、マレー半島、スマトラ島の熱帯雨林に生息していますが、森林伐採などの影響で野生では1000頭ほどしか生息しておらず、絶滅危惧種に指定されています
母子以外は単独で暮らし、泳ぎが得意でトラやヒョウなどの天敵を警戒して広範囲を移動します。
その特徴的な白黒模様は茂みの中で保護色になり、敵に発見されにくくなると考えられています
地肌は黒い色で、そこから白い毛が生えていて、お腹の下は黒く、前後の黒い部分とつながっています動物園で見かけたら見てみてください
ゾウと似ている鼻は上唇とつながっていて器用に草や枝葉をたぐりよせて食べることができます
バクの子供はウリ坊と呼ばれ、森や茂みで敵に発見されにくい模様をしています。
1産1子で模様は生後3ヶ月くらいまで目立ちます
●2009年に多摩動物園で生まれた赤ちゃん
ここでマレーバクについての逸話を2つ
でっぱりのない流線型でずんぐりとした独特な体型のせいか、タイでは「神様が地球上のあらゆる生き物を創造した後、あまった手や足、体を寄せ集めてつくった」という話があります(笑)
もう1つはちょうど黒い体の上から白い布をかけたように見えるため、「仏教の世界ではお釈迦様が乗った跡といわれ、神聖な動物とみなされています」
最後にバクの話と少しはなれる専門的な話になりますが、バク、サイ、ウマが属する奇蹄目(きていもく)は、その名の意味するように、蹄の数が奇数である動物と一般的に認識されがちですが、厳密に言うとそれは間違いです。
なぜならバクの前足の蹄は4つあります
なので奇蹄目の定義は、指にかかる重心が第3指(中指)にかかるというのが正しい解釈です
ここまで話すとなぜ前足だけ4つあるのかや、偶蹄目の話まで詳しくしたくなりますが、こ難しい上に長くなるのでこんなところで
マレーバクは結構いろんな動物園で見られるのでみなさんも見かけたらじっくり観察してみてくださいね
ちなみにパンダのいる上野動物園にはアメリカバクはいますが、マレーバクはいないのであしからず