品薄とディアトリマ
大地震から数日経ってもまだまだ問題は解消されませんね
花粉症の自分にとってはティッシュの品薄が困ります
ガソリンもまだ完全普及じゃないし値段も高いし・・・
更には水もこれからなくなりそうだし
やっぱり人間の生活力や科学が発達しても天災の力には遠く及ばないんだなぁと実感
大きめの余震もまだまだ続くし、早くおさまって日本のみんなが安心して眠れる日が早くきますように
今日紹介する動物は「ディアトリマ」です
このブログ始まって初の絶滅動物の紹介です
6500万年前に恐竜が絶滅してからは哺乳類がとって代わって反映したのは皆さんご存知でしょうが、すぐに哺乳類の時代が訪れた訳ではありません。
恐竜の後に、巨大肉食生物の地位に君臨したのは恐鳥類という巨大な肉食鳥でした
恐鳥類のディアトリマは5700万~5000万年前に生息し、体長2メートルを超える巨大な鳥です
陸上生活に適応するために翼は退化して飛べなかったものの、代わりに進化した強靭な足で大地を疾走し、まだ小さな存在の哺乳類を蹴飛ばしたり踏み潰したりて捕食していたようです
ファイナルファンタジーのチョコボみたいだけど、チョコボみたいに人なつっこい生き物でなく獰猛だったようで、近づいたら追いかけられて蹴飛ばされ食べられたに違いないです
上の大きさの対比表を見ると、想像しただけで恐ろしいですね
一説ではくちばしで硬い種子の殻を割ったりして食していたという草食説もありますが、個人的には獰猛な肉食説のほうが、かっこいいし夢があって好きです
そのディアトリマも、後々出現した肉食哺乳動物の生存競争に敗れてしだいに姿を消していきました
その敗因としては、卵を哺乳動物に食べられたり、獲物の奪い合いに負けたり、胎盤を持った哺乳動物の繁殖形態の進化などが挙げられます。
あと記述しておかなければならないのが、近年ヨーロッパの恐鳥類のガストルニスがディアトリマと同じ種とする説が有力となり、後から学名がついたディアトリマは無効名とされる傾向にあります
それもあってほんとはブログタイトルもガストルニスにしようと思ったけど個人的にディアトリマの名の方が思いいれがあるので、こっちを使いました
ちなみに、絶滅動物や恐竜は、違う種と考えられていたものが、研究や発見が進むと共に同じ種であったということが度々起こります
有名な恐竜だと、ブロントサウルスが無効名になってアパトサウルスになったり、一時期最大クラスの恐竜とされたセイスモサウルスも、今はディプロドクスの一種とされています。