コークスクリューとシーラカンス
今日は一般のスポーツセンターに体操技の練習しに行きました
先週の練習で首を痛めて頻繁に整骨院で治療してるんで今日は控えめにしようと思ったけど、動ける先輩達と一緒に練習してたんでテンションあがって難しい新技に挑戦してしまいました
コークスクリューって技で説明が難しいけど縦にも横にも回っちゃう技です(笑)
当然のごとく最初は地面に背中から落下して久々に息が止まったその後も足を強打しつつもだいぶ感覚がつかめてきました
まだ着地がうまくできないけど、ちゃんとできるようになったら動画をアップしてみようと思います
難しい新技に挑戦するのは怖いし、怪我の可能性もあるし、仕事を抱えているときは無理しなかったりと葛藤があるんですが、怖い気持ち振り切ってチャレンジする前のドキドキ感や、良い結果を得られた時の達成感は最高です
そして今日紹介する生物は「シーラカンス」です
2008年の葛西臨海水族館のシーラカンス展にて。
一個前のブログで軽くシーラカンスのことを書いたんで今日は少し詳しく書こうと思います
シーラカンスは名前は有名だし「生きた化石」といわれることでも有名です。
なぜ「生きた化石」といわれるかというと、シーラカンスが出現し始めたのはおよそ3億6700万年前で、恐竜が出現するより遥か昔のことです。
恐竜が絶滅した白亜紀よりも後の地層から化石が発見されないために、恐竜と共に絶滅したと思われていましたが、1938年に南アフリカで地元の漁師に水揚げされた個体がシーラカンスと判明し、現代まで深海で生き延びていることが分かりました。
このように遥か昔からほとんど姿を変えることなく生息し続ける生物を「生きた化石」と呼びます。
他には「オウムガイ」や、「カブトガニ」などが有名です。
シーラカンスはその知名度と裏腹に今もその生態はよく分かっていません。
というのも深さ150~300メートルの深海に生息しているので、その姿すら確認することが困難なのです。
南アフリカに続き、コモロ諸島、インドネシアで生息が確認され近年にタンザニアでの生息も確認されました。この発見には先のブログに書いたアクアマリンふくしまが大きく貢献しています。
シーラカンスの体の特徴としては「肉鰭(にくき)」という独特のヒレです。この6本のヒレは中に骨が4個並んでおり、通常の魚類よりも陸上動物に近い生物であることを物語っています。
シーラカンスは骨格のほとんどが軟骨でできていて、普通の魚のような背骨がありません。代わりに一本の油のような体液が詰まった管で形成されています。その為、背骨で形成されている魚のように体をくねらせて泳ぐことができず、6本の肉鰭をくねらせて泳ぎます。当然早く泳ぐことはできず、普段は漂うように泳ぐか、岩の裂け目等に張り付いて、捕食の時以外はじっとしているようです。
当初シーラカンスは卵生であると思われていましたが、捕獲されたメスのおなかの中からたくさんの稚魚が出てきたため卵胎生(らんたいせい)と分かりました。
卵胎生というのは、卵をおなかの中でかえし、十分に成長するまで安全な母親のおなかの中で育てることです。サメやエイの一部もこの繁殖方法です。
余談ですが、卵生の生物はたくさんの卵を産んで数にものをいわせ生存をはかるケースが多く、逆に卵胎生は数は少ないけども長い時間をかけて育てて競争力の高い子供を産み、生存率を高める方法をとります。
自分はシーラカンスの遥か古代の時代から今の時代までに生き続けていることに大きく感動し、深海の未知の可能性にロマンを感じるわけです
シーラカンス以外の古代生物の生存の可能性もあると思うし、現在は標本や剥製でしかほとんど見ることができないシーラカンスをいつか実際に見れる日が来るといいなと思っています