確定申告とジャイアントパンダ
今日は行こうと思いつつなかなか行けなかった確定申告に行ってきました
直接税務署に行ったのですごい人ごみの中、試行錯誤しながら提出
書類作成とかほんと苦手なんで疲れた
確定申告の後は新宿に髪を切りに行き、色も黒に戻しました
でもしっくりこない髪型になってしまって残念な感じです
そして今日紹介する動物は「ジャイアントパンダ」です。
写真は3枚共、兵庫県神戸市立王子動物園
上野動物園に来園して名前も決まり、一般公開も間近ということで取り上げてみます。
しかしパンダを語るとなると、パンダ外交による社会的な問題や、展示する側の動物園のあり方、世間の一方的なブームによる客寄せパンダ現象などいくつも問題がありますが、このブログでは取り上げた動物に備わった能力や形態を解説することに重点をおきたいので、そういった話は別の機会にしようと思います。
ジャイアントパンダは中国の特定の場所に生息するクマ科の動物で、コビトカバ、オカピ、ボンゴと合わせて4大珍獣といわれるぐらい希少な動物です。(ボンゴを除いて3大珍獣とも言われる)
なんといっても一番の特徴は白と黒の模様です。この模様についてははっきりしたことは分かってないみたいなんですが、単独行動ができるように近すぎる距離での他の個体との遭遇を回避する為や、周りの景色に溶け込んで外敵の目から逃れるための役割をしてると考えられています。
他にはタケを主食とすることも有名ですが、野生化では食べ物の99%がタケ類です。そしてそのタケをうまく食べる為に特別な進化をしました。それが一般に「第6の指」と言われる気管です。
これは親指の付け根にある種子骨という骨が発達してできたもので、これを使うことでタケをうまくつかんで食べることができます。レッサーパンダにも同じ気管があり、物をつかむことができます。そして面白いのが利き手があるということです。動物園で給餌のときに見ると右利きがいれば左利きもいるし、食べるときはちゃんと利き手を使います。
最近では小指の付け根に「第7の指」の存在も明らかになりました。こいつは副手根骨という骨です。パンダは本来の5本の指と手首の左右にある2本の骨の突起を使ってタケを掴んでるということです。
しかし大好物で主食のタケを食べるように進化したことでいくつか問題も発生しました。その一つに消化率の悪さが挙げられます。
タケや消化するには草食動物のように長い腸が必要なのですが、パンダの祖先は肉食動物なので長い腸を持っていません。そのため消化率はたった20%ほどで、その分パンダは毎日自分の体重の半分近くのタケを食べなくてはいけません。
また、あまり知られてはいませんがタケは約60年から120年に一度、同じ種が世界中で一斉に開花して枯れるという不思議は現象を起こすために、1種類しかタケが生えてない地域ではパンダが餓死する可能性が高く、森林伐採による生息地の現象も伴って竹枯死の影響も懸念されます。
パンダ来園は上野動物園で毎回大きな話題になりますが、和歌山のアドベンチャーワールドには多数の固体もいて繁殖にも成功してるし、兵庫県の王子動物園も1頭ながら、見やすい展示施設がお勧めです。
最後にパンダの尻尾の色は何色だと思いますか?ぬいぐるみやイラストで黒く塗られているのをたまに見ますが、本当は白です。座って汚れた色のせいで誤って伝わったところもあるようなので、機会があれば自分で確認してみるのも楽しみの一つになると思います。