3月ジャイラキャンプ(6日目・7日目) | ワークキャンプブログ

3月ジャイラキャンプ(6日目・7日目)

2015年3月16日

6日目は、ホームステイです!
 
朝はいつも通り、ナナイのおいしい朝ごはんを食べ準備万端

出発前にオリエンテーションを行いました。
キャンプのスケジュールにホームステイを組み込んでいる理由としては、
ジャイラホームで両親や兄弟・親戚と離れて暮らす子どもたちが、本来居るべきである”家庭”とはどのようなところなのか、ということを参加者のみなさんに肌で感じて頂きたいからです。
また、ステイ先には子どもがたくさん居るので、ジャイラホームの子どもたちとステイ先の子どもたちの様子の違いや、生活に密着することで、フィリピンの文化・宗教を良く理解するきっかけにも繋がるかと思います。


ということで!!
オリエンテーションの後は、ジャイラホームから1時間ほどのオロンガポへ。
そして、そこからまたバスを乗り継ぎ、
今回ホームステイでお世話になるバタアン州ティポという地域に到着しました~!


まずは、ティポのバランガイ(町役場のようなところ)にご挨拶に向かいました
真ん中の男性がバランガイキャプテンと呼ばれる町長さん?村長さん?のような方です!
右手の女性はお世話になったステイ先のお母さんです。
そして、前の2人の女性が、ストリートチルドレンや、貧困地域のお母さん方を支援しているTATAGという団体の方々です!!
アクションが実施するホームステイでは、長年コミュニティーオーガナイザーとして、ステイ先のコーディネートをして頂いています!!

スタッフを含め6名の参加なので、2名ずつ3家庭に分かれ、ホームステイさせて頂くことになりました




ステイ先に到着し、さっそくおいしいランチを頂いて、
お家の周りを案内して頂きました~!!

途中で立ち寄ったお店で
ハロハロ(フィリピンのかき氷)をご馳走して頂きました~!
甘くて冷たくてとても美味しいです\(^^)/




各家庭に分かれ、ご家族の方とそれぞれ様々な交流をしました



写真は私がお世話になったご家庭のみなさんです(^^)




11ヶ月・1歳・2歳と幼い3人のお子さんが可愛くてしょうがなかったですヽ(;▽;)ノ



私たち2人を温かく迎えてくれ、
ごはんの時は、「もっとたくさん食べてね!」と言ってくれました
フィリピンではどこの家庭にお邪魔しても、たくさん食べなさい!と勧めてくれるので、数日で数キロは太ります(笑)

こちらのご家庭では、3人の幼い子どもたちを、
お母さん・お父さんに加え、おじさん、おばあちゃんなど、子どもより何人も多い数の大人みんなで育児の負担を分担しながら、温かく子どもを育てている様子でした。
子どもを親戚や近所の人みんなで育てるというスタンスが、フィリピンの家庭が温かいと感じる要因なのかなぁと感じました。
昔の日本のような感じですかね?
最近では、育児の負担をお母さん1人が背負うことも少なくないですし、都会ではご近所との関わりもほとんどないと聞くのでなんだか寂しいなぁと感じます。
そんな日本とは真反対のフィリピン!!

1人が泣き出すと、他の2人もつられて泣いちゃったりして、
3人をみんなで代わりばんこに抱っこして、、、本当に家族の温かさを感じます


ジャイラホームの子どもたちが居るべき温かい”家庭”を感じることができました。
また、こういった家族を感じることができない子どもが世界には数え切れないくらい居るんだなぁと、考えさせられました。

本当にお世話になりました!







2015年3月17日

それぞれのご家庭で7日目の朝を迎えました~!

そして、昨日ご挨拶した町役場に集合し、
職員のみなさんにお礼をし、記念撮影!!
本当に温かい地域でした。ありがとうございました!!



お世話になったみなさんとさよならをし、
オロンガポにあるアクションオフィスへ!!

ホームステイの振り返りを行いました。

みんなそれぞれの家庭で、フィリピン人の温かさや、文化や宗教、ステイ先の子どもたちとジャイラの子どもたちとの違いなど様々な気づきがあったことを共有してくれました。



午後はフリータイムで買い物などを楽しみました


そして、夕方からはステイ先とは違う地域で、再び3家庭に分かれ
短い間ですが、準備してくれたおいしいディナーを頂き、交流をしました



お世話になった3家庭の子どもたちは、ホームステイのコーディネートをしてくださったお2人が所属するTATAGが支援をしている子どもたちでした。

この笑顔が可愛い女の子は、放課後はこの地域で一番大きいマーケットで袋を売ってお金を稼ぎ、幼い妹のおむつや、家族の食費を稼いでいるそうです。
奨学金が貰えれば、将来は大学に行き、社会福祉士になりたいと言っていました。
前向きな彼女を見て、アクションの活動が彼女のような子どもの可能性を広げられるよう、今後も1人でも多くの子どもに関わっていけるといいな、と感じました。



とても充実した2日間でした
みなさん本当にお世話になりました



フィリピン事務局
藤森