一生の課題。 | AR演技メソード認定コーチのブログ

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「AR演技メソード」「実践演技塾」

「演技の基礎」の中で共通して、大切にしていること。

 

▪️目の前に在るものを見て今何を感じたのか?

▪️そしてどうしたいのか?

▪️相手のアクションを受けて何を感じたのか?

▪️そしてどうしたいのか?

 

トレーニングでも演出でも

こういった質問を沢山聴きます(聴かれます。)

 

自分の中に在るのは(感じているのは)

実は1つだけではないので

何度も聴かれます。

 

そうすると思いの外、

沢山出てくることもあるし、

全然出てこないこともあります。


役者は感じることが大切と言われますが、

それは本来、大前提です。

 

前提なのにもかかわらず

感じられていないことが多々あります

それは何故か…

 

意識が散漫になっていて

目の前のことを見落としている。

 

感じていたとしても、

とても幅が狭いし、小さい。

これは、

私の経験談でもあります。

 

だからこそ

そこを徹底的に見直し、

磨き続けねばなりません。

 

また、何かを感じたとしても、

次にそれを表現へと繋げていくことが

役者には必要です。

 

そんなの「当たり前」なことだと

思うかもしれませんが

 

その「当たり前」今一度見直してみるのです。

 

感じたことや、

思ったことがあったとしたら、

 

▪️今、実際にどんな表現をしたのか?

▪️もう一度同じことがあったとしたら、

今感じたこと思ったことを、どう表現するか?

▪️今の自分とは違う他の感じ方はないか?

 

を改めて考えてみる。

 

私たちは「何か」を思っているだけでは、

観客(人)に伝わりません。

 

その「何か」具現化出来なければ

感じたことはふわっと消えてしまいます。。。

 

その「何か」は、

台詞には書かれていない部分です。

(ノンバーバル(非言語)です)

 

意識が内に向いていれば

感じることは非常に狭くなります。

 

意識が内に向く原因は、

 

役者ならば、

自分の台詞や演技プランに意識が向いている。

または、

何か演技をしなければないらないという状態で

余裕がない。

 

日常コミュニケーションならば、

自分が話したいことに意識が向いている。

または、

何か話さなきゃいけないという状態で

余裕がない。

 

どっちも原理は同じです。

言葉(台詞)に意識が向いています。

 

私たち役者が見つけなければならないのは、

非言語の「表現」の部分です。

 

そこにどんな表現が必要かを

自分で見つけていくことです。

 

感じること、表現することは、

日常の自分の意識の向け方、
感覚、感情、想いが

どれだけ柔軟に動くかによるのです。
 

感じることを磨き続ければ

一生磨かれるけど、
感じることを止めれば

いつでも退化する。

 

私が肝に銘じていることベル


感じること、表現すること、そして

ひとと関わること

 

一生の課題です。

 

 

AR演技メソード認定コーチ

津村朱実