いよいよ明日からAR演技メソードベーシックコース(東京)がスタートします。
俳優は自分自身が楽器とも言います。
その楽器から自分の望む、また
演出家や監督から望まれる(要求された)音を奏でるために、
自分の楽器を自分でコントロールしなければなりません
だからこそ、
その楽器を1つ1つ丁寧に磨くのです✨
「表現」とは自分の音を奏でること。
「印象」とはその音が相手に届くこと。
まず最初に大切なのは、
自分の楽器から出す音(表現)は
「自分に心地よく響いているか?」
「相手に心地よく届いているか?」
だとわたしは考えます。
その心地よさを確認するために
まずは、「雑音」がないか確かめることが必要です。
良い音を鳴らしたとしても、
もしそこに雑音が混ざっていたとしたら、
音は音にかき消され、
本当に届けたいものは届かなくなります。
そう、
私達の表現は...
雑音のような、
いわゆる「癖」ともいう、余計な動きが
思っている以上に多いのです
そうすると、例え伝えたいことがあったとしても
相手(観客)に届いてしまうのは、
やはり雑音です(*_*)
雑音って妙に気になるもの。
ある意味、
メインに聞こえている音(見えている表現)よりも、
そっちが気になってしまう。
だからまず自分の無音(ゼロ)をつくること。
無音(ゼロ)は、「沈黙」みたいなイメージ。「静」の部分です。
ゼロは、相手(観客)に興味を持たせる大きな力があります。
何故ならそれは、
「共鳴する準備」だからです。
そこから「動」をつくる!!!
自分にしかない素晴らしい楽器を通して、より明確に伝わるものにするために。。。
AR演技メソード認定コーチ
津村朱実