映画やテレビドラマのエンドクレジットに表記されるスタッフのみなさんたち。
アクションの場合は、殺陣・技闘・スタントコーディネーター・アクションコーディネーターなどと表記されます。
昔は、製作サイドで勝手に決めている事も多かったのですが、近年、アクションスタッフの地位も上がり事前に相談される様になりました。
本来、アクションの振付師にあたる人たちの呼び名が違うのは、日本のアクションは、色々なジャンルが有るからなのですが、あまり理解はされてはいません。
ダンスで例えて見ると分りやすいと思いますが、ヒップホップのダンサーに、社交ダンスのシーンをお願いする監督はいないと思います。
しかし、アクションの世界では、これに近い事がおきてしまうのです。
私の専門はアクションで、ほぼスタントと同じジャンルになるのですが、スタントだけ考えても、カースタントという、全く別のジャンルも有ります。
撮影現場では、車と人間のスタントシーンがある場合のみ、カーススタントのクルーと区別する為に、こちらをボディスタントと呼びます。
日本映画のアクションの原点は、やはり時代劇です。ここで登場するのが、殺陣師のみなさんで、基本的には時代劇の立ち廻りを付ける人たちを”殺陣師”と呼びます。
殺陣の世界は歴史が古く、私の学んだアクションは殺陣の世界から見ると、まだまだ新ジャンルなのです。
そして、時代劇から現代劇になると日本刀ではなく、拳銃を持ったアクションシーンに変わります。そこで登場するのが”技闘”と呼ばれる人たちです。
1960年代に大ブームとなった、日活の無国籍映画。中でも人気シリーズの小林旭さん主演の「渡り鳥シリーズ」はまさに和製西部劇で、銃を持った主人公が酒場で悪党相手に大暴れします。
この様なアクションシーンで活躍するのが、技闘と呼ばれる人たちで 、殴ったり蹴ったりのケンカのシーン等を演出します。
そこから更に、主人公が"スーパーヒーロー"だったりすると 、いきなり高い所から回転しながら登場したり、ワイヤーを使って天高く舞い上がったります。
ここから登場するのが"アクションコーディネーター"や"スタントコーディネーター"と呼ばれる人たちです。格闘シーン+アクロバット的な要素を必要とされる作品で活躍します。
簡単な説明になってしまいましたが、日本映画のアクションの世界はとても深くて、面白いのです!!
また次回、更に詳しくお話出来ればと思います。お楽しみに!!!