新学期スタート★タタッグのこども達篇
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
さて、今回も前回に引き続き新学期に関するニュースをお届けします
前回の記事ではタタッグのこども達の中でも
GPW様から奨学支援をしていただいているこども達の様子をお伝えしましたが、
今回はそれ以外のこども達の様子をお伝えしたいと思います
タタッグでは毎年、新学期の直前に学用品の配布を行っています
今年も支援地域・路上からたくさんのこども達が学用品を受け取りにやってきました
その数は250名を超えます
しかし、それでもなお、
すべてのこども達が学用品をもらうことができるわけではありません
原則は各家庭1人ずつ、
さらに今年は、小学校高学年のこども達からが対象となっていました。
そのため、こどもが少しでもタタッグのサポートを受けられるよう
精力的にタタッグの活動に参加してきたお母さんメンバーの中にも
学用品配布対象にならなかった家庭がありました・・・
中には泣いてしまったお母さんも。
タタッグのサポートがどれだけ大きなものか、
改めて痛いほど伝わってきたのでした
しかし、そんなタタッグのこども達のために
実は、日本からびっくりするような素敵なプレゼントが届いていたんです
それは・・・これ ↓↓
そう、なんと日本の小学校の学生鞄の定番、「ランドセル」
もともとこのランドセルは、
末日聖徒イエス・キリスト教会が行っている
「モルモン・ヘルピング・ハンズ」という、
プログラムの一環で集められたものだそうです
このプログラムでは、
「地域での奉仕活動と災害時における支援提供」を行っているそうで、
東日本大震災の被災地支援の1つとして、
被災地のこども達のために物資を集めていた際、
様々な物資とともにこのランドセルの寄付もたくさん集まったそうです。
しかし、このランドセルだけが寄付先が見つからず、
縁があって、「アクションの事業地で必要としているこども達がいれば・・・」
ということでこちら、フィリピンに昨年の12月に届いたものだったのです
バッグを見たタタッグのスタッフも大喜び
新品ではなくとも、とても丁寧に使われていたと思われるランドセルばかりで、
まだまだ丈夫で長く使えそうなものばかりだったからです
そしてその数、約70個
せっかくだったら、一番必要となる新学期に合わせてこども達に配ろう!ということで、
半年もの間、子ども達のもとへ渡る日をずっと待っていたランドセルたち
そして、先週の日曜日に学用品の配布対象とならなかったこども達を中心に配られ、
ついにランドセルがこども達の手のもとに
ランドセルの形も素材もフィリピンのバッグとは全く違うため、
見た目の違いと質の良さにみんなびっくり
そして、「みんなこのバッグが配られるんだよー」と
タタッグのスタッフがバッグを見せながら言うと、
こども達はもちろん、一緒に来たお母さんたちもとっても素敵な笑顔を見せてくれました
タタッグのスタッフからバッグを受け取ります
バッグを受け取ったこども達
「本当にありがとうございます」
「こんなに素敵なバッグをもらえて嬉しい!」
「一生懸命勉強します」
とお礼のメッセージも預かりましたので、この場を借りてご報告させていただきます
国境を越えて、このフィリピンでたくさんのこども達が
ランドセルを背負って学校に行くことを楽しみにしている様子を見ていると
とっても心が温かくなりました
雨季でもランドセルなら大事な教科書やノートがずぶぬれになってしまうこともありません
雨に負けず、雨季の間も元気に学校に通ってほしいなと思います
「モルモン・ヘルピング・ハンズ」を通じて支援をしてくださった皆様、
フィリピンにバッグを届けるためにご尽力いただいたスタッフの皆様、
こども達が元気に学校に通えるようにサポートしてくださり、本当にありがとうございました
フィリピン事務局
戸塚 真希
Maraming salamat po(どうもありがとうございます)