3月スタディーツアー②(3日目)
みなさまこんにちわ
引き続きスタツアについてお伝えしたいと思います。
今回は、ツアー3日目のホームステイの様子です。
今回はタバクハンという森と川に囲まれた緑豊かな地域でのホームステイです。
この地域でホームステイをすることは初めて、
つまり全家庭が初のホームステイ受け入れで、
事前に話した時に心配しているお母さんたちが多かったのを覚えています。
緑に囲まれているということもあり、
今回ホームステイを受け入れてくれる家庭全てに水道はなく、
井戸で汲んだものを使っていました。
また、電気のない家もあり、夜になると本当に真っ暗になってしまいます
初日の夜に何家庭か回って大丈夫か確認してきましたが、
私が「大丈夫?」と聞くと、「大丈夫じゃないです・・・」という声もちらほら![]()
また、大丈夫と言っても顔が大丈夫そうじゃない参加者さんもいました
でも、ホームステイに対するそのような不安はすぐなくなると思っていました。
なぜかと言いますと、
ホームステイではそのような感情を上回る楽しい事が待っているからです
3日目の今日は、全家庭で山の上の滝の見える川までピクニックという名の
サバイバルをしました![]()
というのも、お母さんたちからは”ピクニック”と言われていたのですが、
ピクニックという可愛いものではなく、
道なき山をどんどん登るサバイバルだったからです。
目安の時間も1時間もかからない場所と言われていましたが、
それも違く2時間くらいかかりました
改めてフィリピン人の「大体」「~くらい」は信用してはいけないと思いました![]()
私と私の家のホームステイのお母さんで、
まず3日の朝一でピクニック用の食事を買い出しに行きました。
お菓子もデザートも買い、準備万端です![]()
滝の見える場所で食べるお昼ごはんを作ってくださるお母さんを残し、
参加者さんや子ども達で先にピクニックという名のサバイバル出発です
最初はのんびり「景色がきれいだね」など話しながら歩いていましたが、
どんどん道がなくなっていき、参加者さん達の話し声もなくなってきました![]()
お母さんたちから言われていた通り、
「ピクニックで少し歩くみたい」と伝えた私の言葉を信じていた参加者のみなさん
すみませんでした

到着まで本当に道なき道を進み疲れましたが、
到着して景色を見ると、その疲れも一気に吹き飛びました。
そして、最初は川に入るつもりのなかった参加者さんも、
この綺麗な滝を目の前にして、みなさん入ってしまいました
子どもと川で泳ぎました
私たちが到着したのは昼の11時頃で、
乾季の11時頃は気温も上昇し水温も一気に上がるのですが、
ここは太陽の光があまり差し込まないという理由、そして穴場的スポットでしたので、
とても冷たい水で水浴びをすることができました
そして、各家庭のお母さんお父さんがお昼ごはんを持ってきてくれました。
今日のお昼は、お肉と野菜を小さく切ってトマトベースの味で煮込んだ
メヌードという料理でした
食事の後は、また水浴びです!
子ども達のテンションもどんどん上がり、
そして遅れてきたお父さん、お母さんたちもどんどん飛び込んでいきました![]()
ターザンになるお父さん
こうもりの卵のようなものまありました
他にも、子どもは何人も飛び込みをしていたりと、本当に楽しそうでした
子ども達との水浴びももちろん楽しかったですが、
家族全員でこのような場所に行けたこと、また外でご飯を食べれたこと、
そして子ども達と参加者さんだけでなくお父さんお母さんがとても楽しんで
笑っていたことが、見ていてとても微笑ましかったです。
帰る頃には、参加者のみなさんと各家族の距離が縮まっているように感じました
夕方には各家庭に戻り、そのあと行きたい方だけ市場まで出て買い物もしました。
ほとんどの方が市場へ行きましたが、
参加者のみなさんまだまだ元気で、圧倒されてしまいました
そして夜。。。
ここの地域に暮らしているTATAGのスタッフが
「ちょっとやりたいことがある」ということで、みんなを集めました
私も何をするか直前まで知らされていなかったのですが、
日本人も子どもも各ファミリーもみんなで1つの円になり、
歌を歌いながらガムテープを回すのですが、
歌が止まったときにそのガムテープを持ってる人は
今回のこのホームステイの感想を言わなければいけない
というアクティビティーでした。
みんな突然で困惑しながらのスタートです![]()
全員のトランスレートをしましたが、ステイファミリー、
日本人のみなさんの感想を聞いていると、心が温かくなりました。
参加者さんからは
「最初は不安だったけどすごい楽しかった」
「明日帰るのが本当に寂しい」
「家族のみんな優しかった」などなど、
本当にファミリーが大好きなんだろうなと思える感想がたくさんありました。
子ども達からは
「本当にお兄ちゃんやお姉ちゃんみたいだった」
「いっぱい遊んでくれた」
など、自分の本当の兄弟のように感じたんだろうなと
思える感想がたくさんありました。
お母さん・お父さんからは
「いつでも戻ってきなさい」
「自分の子どもを安心して任せられる。
つまり、たとえ3日でも自分の本当の子どものように思えた」
「自分の子どもと同じくらいかわいい。大切」
など、本当に自分の子どものような存在だったんだろうなと
思える感想があると思いきや・・・
「ちょっと、ユイ!ツアーのスケジュール変更して、
明日もホームステイにして」などという意見もでてきました![]()
中でも今でも鮮明に残っている言葉で、
子どもとお母さんが参加者さんたちに言っていた感想で
「一緒にいて居心地が良かった」
「存在が愛おしい」
という感想がありました。
直訳がなくてこのような訳になってしまったのですが、
居心地が良いと思えるほどの関係性になれたこと、
そして存在までも愛おしく思ってもらえる程愛されたなんて
なんて幸せなんだろうと思いました。
今回も初めてのホームステイ受け入れで、
どの家庭のお母さんも直前まで心配していたとおっしゃっていましたが、
素敵なホームステイを過ごさせていただき本当にどうもありがとうございました
そして、お母さんお父さん、子ども達、参加者さん達全員にとって
素敵なホームステイになったので本当に良かったです![]()
それでは、明日の朝まで家族との時間を過ごしてください
フィリピン事務局
赤石ユイ














