デニース病院日記2
みなさまこんにちわ
今回のブログでは、前回お伝えしたように実際にデニースの病院へ
同行した時の模様をお伝えしたいと思います
病院へは、デニース、お母さんのデイジー、
ニニョススタッフのアテコニー、私で行きました
まず、朝一でビクトリーという大型バスに乗って、
マニラのクバオという所へ向かいました
デニースはこのバスは初めてではなかったそうですが、
まだ3歳の子ども、そして何よりもこれから病院へ行くと知らされている彼女は、
クバオに着くまでに何十回も吐いてしまっていました
きっと、すごい緊張していたのだと思います
病院から一番近いバス停で降り、
今度はそこからジープという乗り物に乗り病院へ向いました
交通量が多いので、渡るのも一苦労です
オロンガポと違い、車も多ければ高い建物がたくさんありました
そして、たどり着いたのはPBM(philippine band of mercy)という病院です
ここの病院は、
プライベートということもあり施設自体がとてもキレイで整っていました
また、デニースが来院したちょうどこの日から、
内反足の治療を専門とする先生方が外の病院から週1で
診察しに来てくれることになっていました
ここの病院では、内反足の子ども以外に、
口唇口蓋裂という病気を患った子の手術も行われています
口唇口蓋裂とは?
先天性異常の一つであり、軟口蓋あるいは硬口蓋またはその両方が閉鎖しない
状態の口蓋裂と、口唇の一部に裂け目が現れる状態の口唇裂の総称。
まずは、ソーシャルワーカーの人とお話です
それまでずっと笑わなかったデニースがやっと笑顔に
先生の診断は午後からなので、それまでお昼ご飯を食べることに
午後には内反足専門の先生方がいらっしゃいました
今度は問診を受け、治療方法の説明を受けました
このあと、デニースは1番に治療を受けることになりました
当初は、手術をする予定で来院しましたが、先生の診断で、
まずセメントで足を固め、足首を柔らかくする治療をしようということになりました
このセメントは、毎週1回交換するだけで、それ以外の間は着用し続けます
それでは、セメント着用開始です
直接セメントを巻くことはできないので、
まず足先から太ももまでガーゼを巻きます
太ももまで巻いたら、足首がどれくらい正常の形になるかチェックです
この治療自体は全く痛くはないのですが、まだ3歳にも満たないデニースは、
とても怖かったのか、ずっと泣いていました
このあとは帰宅するだけですが、このセメント、
次の週に病院へ行くまでに取ってはいけません
取ってしまうと、6週間続けなければならない作業が中断されてしまうからです
水に触れると柔らかくなってしまうセメントなので、水、雨、
デニースのおしっこといった様々な水分に注意を払わなければなりませんでした
また、このセメント見かけによらずとても重いのです
ですので、デニースをいつも抱っこしているデイジーがとても大変になりました
雨季ということもあり、外は大雨です気をつけて帰りました
後日センターを訪れてみると・・・
しっかり足にセメントがついていました一安心です
6週間とも同じ作業をするようなので、私が次同行するのは4週目です
このときまでに、デニースの足に何か変化は見られるのか楽しみです
次回のブログでは、デニースの病院同行4週目についてお伝えしたいと思います
フィリピン事務局
赤石ゆい