Summer Camp★
みなさま、お久しぶりです
フィリピン事務局のまきです
長らくTATAG関係のブログを更新できず、申し訳ありません
フィリピンは雨季に入り、
雨が降ることが多くなってきました
少し暑さは和らぎましたが、
それでも毎日30℃以上の日々が続いています
さて、今週から新学期が始まりましたが、
今回のブログからは数回にわたって、
TATAGが夏休み中の5月22日~24日に開催した
サマーキャンプの様子を紹介していきたいと思います
今回のサマーキャンプには各地域とストリートから選ばれた
29人の子どもたちが参加しました
サマーキャンプ1日目は7時にTATAGのオフィスに集合
みんなちょっとそわそわしながら出発のときを待っていました
キャンプの説明をするエドゥケーターのシータ
バスが来るといよいよ出発
着いた先は・・・・
TATAGのオフィスから1時間半ほど離れたところにある、
FARMLANDIA(ファームランディア)という宿泊施設
敷地内にはプールもあって、
子どもたちのテンションはいっきに急上昇
しかし、すぐにプールというわけにはいきません
サマーキャンプのプログラムが終わったあとのお楽しみです
さて、今回のサマーキャンプは
例年とはちょっと違う様子・・・
実は、今回初めてサマーキャンプに
PETAのトレーナーの方々が来てくださったのです
PETAについて詳しく知りたい方は、
代表ブログをご覧ください
↓ ↓ ↓
記事URL
http://ameblo.jp/action-hajime/entry-10402906670.html
代表のブログやこのブログでも
何度か名前が出てきているPETAは、
演劇ワークショップ業界では世界的に有名な団体
プロのトレーナーのトレーニングを受けられるということで、
始まってすぐの子どもたちはちょっと緊張気味・・・
今回は、まず子どもたちを全6チームに分けて、
エドゥケーターが1人ずつチームにつきました
さらにその6チームを3チームずつにわけ、
チーム「Magalang(礼儀正しい、丁寧なという意味)」と、
チーム「Mapagmahal(もっとも大切な、貴重なという意味)」
ができました
6チームにもそれぞれ名前がつき、
いよいよプログラムがスタートです
最初は緊張気味だった子どもたちも、
アイスブレーキングで体を動かすうちに
みんなリラックスしてきた様子
午後からはエドゥケーターたちが一時的にチームを離れ、
PETAのスタッフと子どもたちだけで、
プログラムが進められていきました
まず、1つ目のプログラムは
あるシーンを設定して、3コマに分けて
そのシーンを展開していくというものでした
イメージとしては、4コマ漫画のような感じです
しかし、3つのシーンには言葉も動作も一切ありません
そのため、目で見ただけでわかるようなシーンを
作る必要があります
文章だけではわかりづらいので・・・
こんな感じです
ある授業中の風景
「先生授業を抜け出そうとしている人がいます
」
このように、各シーンでは1人1人がいかにも動いているように見せ、
全員でそのシーンを表現していきます
ここで、活躍していたのは年上のマラやジュビリン、ニコ、
アンソニー、マニュエリーといった年上のお兄さん、お姉さんたち
エドゥケーターがチームを離れている間、
しっかりと仕切っていました
そして、子どもたちが各シーンを作り終えた後、
PETAのトレーナーの方が各チームに入って、
演技指導が始まりました
トレーナーが1人1人の動きをチェックして、
丁寧にアドバイスしていきます
その少し立ち位置を変えたり、表現を変えるだけで、
みるみるうちにそのシーンがよりわかりやすくなっていきます
どんどん表現力を増す子どもたちをみていると
まるでPETAの魔法にかけられているようでした
トレーナーのアドバイスを真剣に聞く子どもたち
そして演技が完成
これは夜のプログラムで発表することになりました
次のプログラムは
「なぜ、このサマーキャンプに参加しているのか?」
ということを考えるアクティビティ
ただ考えるのではなく、2チームに分かれ
リレー形式で紙に書いていきます
あまり考える間もなく自分の番が回ってくるので、
子どもたちは集中して自分なりの答えを考えていました
「特別な経験をするため!」
「学校生活に生かすため!」
「とにかく楽しむため!」
と、さまざまな意見が出ていました
このアクティビティを通して、このキャンプに参加する目的や、
どんな3日間にしたいかをそれぞれ
考えることができたのではないでしょうか
また、みんなで考えを共有することで、
お互いの考えも理解しあい、
みんなでどんなキャンプにしたいかを
シェアすることができたようです
そのあとは
「芸術的な表現をするために必要な要素」
についてみんなで考えました
ちなみに、必要な要素は・・・
「Line(線)」
「Shape(形)」
「Space(空間)」
「Sound(音)」
「Movement(動き)」
「Texture(構造)」
「Color(色)」
「Rhythm(リズム)」
の8つだそうです
なるほど~
今後のプログラムはこの要素を意識して
取り組んでいくことになりました
さてさて、このころエドゥケーターたちはというと・・・
夜のプログラムで子どもたちに渡す賞のためのメダルづくり
そして、夜のステージ用の横断幕づくりをしていました
ラジオにマイクにハサミにヘビにウサギバラエティにとんだメダルです
2つのチームの名前とエドゥケーターたちの手形がいい感じ
夕方のプログラムまでが終わったところで
念願のプールタイム
子どもたちもエドゥケーターもみんな楽しそう
私は写真係としてプールサイドを走り回っていました笑
プログラムを終え、みんなとってもリラックスした様子
うーん、2人ともとってもいい笑顔
プールからあがり、夕飯を終えたら
いよいよ夜のプログラムがスタートです
昼間に何回も練習した演技は、
練習の成果がきちんと出て、とてもよく表現できていました
発表を終えた子どもたちの顔もとても充実していました
この後に、有志による歌やダンスの発表があり、
いよいよ今日の賞の発表です
各チームごとに
「協力できていたで賞」
「積極的に取り組んでいたで賞」
などなどたくさんの賞が渡されました
チームごと各プログラムに取り組んできた
子どもたちはちょっと恥ずかしがりながらも
笑顔で自分のチームの賞を受け取り、
チームの旗にくくりつけていました
こうして長い長い1日目が終了
みんなおつかれさまでしたー
次回のブログでは2日目の様子をお伝えします
フィリピン事務局
戸塚 真希