こどもが考える環境の問題
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
最近日本では、バナナがなかなか手に入らないというニュースを目にしました。
こちらでは、マンゴーやランブータンなどの果物は季節があるのですが、
バナナだけは年中どこでも売っています
みなさん今年の秋の連休は、ぜひこども達に会いに、
そしてバナナ食べ放題ツアーにフィリピンに遊びに来ませんか
さてタタッグでは現在、
10月末と11月に控えたチルドレンズコングレス(こども議会)の準備で大忙し
コングレスでは、
こども達が、自分達が抱えている問題を大人や同じこども達に向けて発表します。
ストリートエドゥケーションでも、
発表の準備に向けて、こども達が色々と話し合いをしていました。
今週のテーマは「環境」です
大学生のストリートエドゥケーターが最初に説明した後は、
話し合いはすべてこども達で進められます。
「じゃあ、まずは問題をみんなで出し合って、どの問題について話し合うか決めよう。
それで、選んだ問題の解決方法を次に決めようか。」
特にハイスクール(日本の中学生)になると、
話し合いの進め方をしっかりわかっているようです
読みやすい字、読みやすい字…あ!間違えちゃった
一人で一生懸命話し合いの結果を清書するバリエンテ。
「グループの子は?」と聞くと、
「みんな話し合いが終わったら遊びに行っちゃったよ。でも、いいんだ。」と、
ひたすら書き続けていました。
おーい、みんなー、話し合いは話すだけで終わりじゃないですよー!
最近では、9月末に行われたリーダーシップトレーニングを受けたこども達が、
色んな場面で前に出てくるようになってきました。
以前は恥ずかしがってばかりだった子、きちんとアクティビティに出席していなかった子も、「リーダーだから!」と、まわりのこども達をひっぱていくようになってきました。
そんなこども達の成長を見られることは、何よりも嬉しいですね
「みんなで一緒に、大切な環境を守っていきましょう」
土曜日に話し合いをし、発表しあったことを、日曜日はさらに掘り下げて考え再び発表をしました。
発表は劇、歌、踊り、スピーチ等、様々な手法が使われました。
「ゴミはゴミ箱に捨てましょう!」
小学校3年生以下、4~6年生、ハイスクール、と3つのグループに分かれて発表。
優勝は小学校3年生以下でした
①お金を得るために山の木を切ってしまうこと、
②不注意や考えが足りずに、どこにでもゴミを捨ててしまうこと、
③生活のために水を汚したり使いすぎてしまうこと、
の3つの問題を劇で表現しました。
そして、木が無くなってしまった世界、ゴミだらけになってしまった世界、
汚い水だけになってしまった世界を表し、
こうならないためにも、みんなで考えて生きていこう!と発表しました。
ゴミをポイ捨てしていた人が、
最後にはゴミに食べられてしまうというシーンが印象的でした
今回の発表が、少しずつでもこども達の今後の行動につながっていってくれるといいなと思いました。
また、キャンパー等日本からのビジターは、よくフィリピンの街の様子を見て、
ゴミのことや環境問題について色々と気付くことが多いようです
確かに、フィリピンでは色んな場所で捨てられているゴミを目にします
しかし、考えてみると、環境問題はどこの国にも存在する世界規模の問題。
日本で捨てられた見本用の携帯が、ここではおもちゃとして売られていることも…
考えれば考えるほど複雑に…
まずは、国や場所に関わらず、
自分のできることから、行動に移していきたいと思います
では、キャンパー等におなじみのメンバーの最近の様子です
キャンプ等で家庭訪問をしたアッパーシーボルで暮らす女の子。
次の日本人の訪問を楽しみにしています
偶然青い服を着ていた4人。
同じ色の服を着た人を見かけると、
ここの人達は、「どこでコンサートしたの?ここでも歌ってよ。」と言います。
「アツヒロ手紙ありがとう!お返事待っててねー」
8月にエドゥケーションを訪れた高校生から早速手紙が届き、
大喜びのジュビリンでした
夏に訪れたキャンパーとメールをし、
また遊びに来るって言ってた!と嬉しそうに話していました。
以上、今週のストリートエドゥケーションの様子でした