学校モニタリング(タピナック地区)
こんにちは、フィリピン事務局インターンやすえです
こちらは久しぶりに青空が広がるお天気が続いています
先日、地域のお母さんとTATAGのスタッフと一緒にタピナック小学校に行ってきました!
今井記念海外協力基金を頂いて実施している、ストリートチルドレンへの奨学金プロジェクトの奨学生のモニタリングのためです。
学校内の様子①
こちらタピナック小学校では16名の奨学生が勉強しています。
とってもきれいな校舎。教室の外の壁にたくさんの絵が描かれていました!
モニタリング担当のお母さん達が、担任の先生のところへ行き、奨学生一人ひとりの出席状況や授業態度等を聞いてまわります。
モニタリングの様子②
左より学校の先生、奨学生2名、モニタリング担当のお母さん
先生に奨学生の様子を聞いていると、小学5年生の男の子の話をしてくれました。
彼は、他の同級生のように上手く読み書きができないそうです。
他の子よりも体も小さく、どんな勉強も遅れてしまうそうです。
「きっと、家庭の事情でごはんをきちんと食べられなかったり、家族の人が勉強や色々な面で面倒を見切れてないのよ。」と先生。
しかし、彼は決して授業を休まず、どんなことにたいしても一生懸命まじめに取り組んでいるそうです。
現在は、先生から読み書きなどの特別な指導を受けながら、がんばっているそうです。
当日はテスト中だったため、本人と話しをすることはできませんでしたが、ぜひこれからも諦めずに勉強を続けてほしいと思います。
また、モニタリングでは、
担当のお母さん達と、TATAGのスタッフのマルーさんと一緒に、1年生から6年生まで奨学生のいるクラスをまわりました。
すると、3~4年生の階がとにかく元気!
先生が少し席を離れると、こどもたちも席を離れ、話したりふざけたり、、
こどもたちの騒ぎ声が階中に響いていました
「私達がこどもの頃はみんなまじめだったのよ。
先生の言うことは絶対。
宿題を忘れたり、授業中にふざけていたら、すぐにお尻や手のひらを叩かれたのよ。
こんな風に騒いだらどんな目にあうかわからなかったわよ
でも今は時代が変わったのね。
最近のこどもたちも親も、昔と違いすぎて理解できないわ…」
と話しをするベテランの先生とマルーさん
どうやら学校が抱える悩みはフィリピンも日本も変わらないようです。
今年度の授業が6月に開始してから4ヶ月がたちました。
現在は多くの学校で試験が行われ、二度目の成績が発表され始めています。
今後も学校や地域内のミーティング等で奨学生の様子をモニタリングしていきたいと思います。