スタッフ野島の、愛犬介護実体験レポート
【その①愛犬介護生活がはじまった】
2010年4月。愛犬ジャスティスの狂犬病予防接種の際に、血液検査を受けると先生から
「ジャスティス君、血液の数値が悪いですね」「軽い貧血です。薬を出しますので、狂犬病ワクチンは念のため見送りましょう」
とのことでワクチンを見送ったのがはじまり。
今まで大きな病気もなかったジャスティスなので『お薬を飲んだらすぐ治るだろう』と思っていました。
翌週血液検査をすると、少し数値が下がっただけで、依然軽い貧血状態。またワクチンが受けられません。
造血サプリにお薬をもらい、もう1週様子を見ることに。
また翌週行くと・・、更に数値が下がっていました。
それからは行く度に・・行く度に・・だんだんと数値が下がっていきます。
専門機関に精密検査にだし、診断の結果は
おそらく、、、 『 免疫介在性溶血性貧血 』だと思われる、、、とのこと。
「治療をしたら、必ず治る、といった類の病気ではありません」
と。先生からに一言。
原因不明の突発性の病気。
簡単に言うと、通常なら病原菌と戦う『免疫システム』が、なぜか自分の赤血球を破壊する病気です。
赤血球が壊れると体中に酸素が運べなくなるので貧血になります。
恐ろしいのは進行の早さ。
血液の濃度の正常値は、37~54%
はじめは30%前後だったのが、検査の度に、3~4%ずつ数値が下がっていきます。
「このペースだと1週間以内に貧血による酸欠状態になるかもしれない」「輸血の準備をしておいて下さい」
元気いっぱいだった病気知らずのジャスティスが徐々に元気をなくしていきました。
早急に輸血の準備をしなくちゃ。
次回は輸血犬さがしです。
アクション・ドッグ 野島なみ