Body and Voice Exercises

〔EX24〕Song Circle 
◆円になって、座ります。誰が最初のリーダーになるかを決めましょう。リーダーは時計回りで交代していくか、指名して交代していきます。
◆リーダーが、なにか音(覚えられるフレーズ)を決めます。これは、リーダーが変えるまで使い続けます。
◆みんなはリーダーの創る音を聞いて、真似ます。リーダーが新しい音に変えたら、みんなも変えます。
◆1分半~2分程度で交代しましょう。


NOTE:音はジバリッシュのような、無意味なサウンドで構いません。みんなが覚えられるように、絶えず変化させるのではなく、規則性を維持して、新しいサウンドに変えるまで繰り返してください。

Emphases: 未知への突入、「全」の感、繋がり etc.



〔EX25〕Creat a Song
◆適当に散らばり、座ります。正しい姿勢のほうがよいでしょう。
◆名前を呼ばれた人は、簡単なノンヴァーバルな3~4トーンのメロディーを歌い、リピートします。
◆グループの他のメンバーは、そのメロディーを聴いて、歌い手と一緒にリピートします。
◆誰かと一緒にリピートを続けてもいいし、新しいメロディーを生み出しても構いません。そうすると、誰かが新しいメロディーを真似しだすかもしれません。誰かのを真似て一緒にリピートしてもいいし、また誰かに移ってもいいし、自分で生み出しても構いません。

NOTE: Song Circleより自由度があり、複数のメロディーが混在しながら変化することになります。




TRAINER LABO より
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カサ


The Creative Warmup


〔EX22〕The Basic Center Exercise 
◆三つのセンターがあると意識します。「頭」「胸」「腹」の三つです。
◆適当な場所を見つけ、静かに立ち、「~したい」と思う心の状態(readiness)を作ります。
◆三つのセンターのうち、どれか一つを指示します。俳優たちは、そのセンターに意識を集中します。そして、そこにエネルギーがあることを感じます。
◆そのセンターを意識して歩き始める。センターは姿勢や歩き方、空間の感覚、動きの感覚、身体の感覚、どのように関わっているでしょうか?
◆動きを止めます。まだ、センターへの意識は残っています。
◆次のセンターを指示します。
◆そのセンターのエネルギーが意識できたら、動き始めます。


ver.歩くことに正当化やストーリーは必要ありません。他の人とのアイコンタクトも必要ありません。



〔EX23〕Moving with a Center (Physical Awareness) 
◆適当な場所を見つけ、静かに立ち、「~したい」と思う心の状態(readiness)を作ります。
◆「腹」のセンターに集中します。センターからのエネルギー供給を受けて動き出してください。センターと身体の各部分は繋がっているという感覚です。
◆別の「頭」か「胸」のセンターで同様に行います。


NOTE:マリオネットの糸のようにセンターから動きを導いています。センターから無限のエネルギーが供給されていると感じてください。動きはストーリーではなく、曖昧で構いません。同じ動きを繰り返したり、動きに法則性は必要ありません。全身隅々まで使うと共に、「安」の感を維持して。


Emphases: 身体アウェアネス、「安」の感、「美」の感、創造的な流れ etc.



TRAINER LABO より
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りんご



Partner Exercises

〔EX19〕Three-Way Blind 
◆ペアとなり、一方が目をつぶります。目を開けている方が、目を閉じている方を導いてあげます。
◆Step1-Hand in Hand……手をつなぎ、目をつぶっている人は、手によって導かれる。
◆Step2-Hands on Palms……お互いに向かい合い、目を開けている方が手のひらを上向きに差し出し、目を閉じている方がその上に手のひらを載せます。そして導かれます。
◆Step3-Voice Leading……身体の接触はなく、声で導かれます。すなわち指示によって導かれます。


Emphases:信頼、「安」の感、自発



〔EX20〕Partner Moving 
◆ペアとなり、目は開けたままフロア全体を使います。
◆ペア同士なるべく離れて距離を置きます。お互いを見ず、soft focusで捉えておきます。
◆どちらのパートナーが基準ではありませんが、相手の動きに合わせてすぐに反応して動きます。
◆速度や方向、動作などを変化させます。それはどれか一つの要素ではなく、組み合わさっていても構いません。接触は一切しません。

Emphases:自発、意識 etc.



〔EX21〕Energy Exchange 
◆ヴァイオラ・スポーリンでは「Space Substance」と呼ばれるものです。
◆ペアとなり、フロア全体を使います。目は開けたままイメージし、閉じる必要はありません。
◆空間が徐々に濃くなっていくと想像します。自分たちを取り囲んでいるジェルのような空間物質を想像します。従って、一人が動くと、波紋のように一方にも伝わります。

ver.最初は個人で空間物質を意識することからはじめ、その後誰かと繋がることを試してみます。相手を任意に選んで繋がったり、繋がりを切って、一人で空間物質を遊んでみたりします。



〔EX22〕Energy Exchange -Group Variation
◆一人でもペアでもなく、集団で行ってみます。最初は3人、次に4人と、徐々に全体にしていくといいでしょう。



TRAINER LABO より
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ハート




The Walking Exercises

〔EX12〕Mini-Maxi Pacing
◆自由に広がります。狭い場所で多人数が行うことは、ぶつかる危険があるので、広めの場所を用意してください。
◆これから行うのは「歩く」トレーニングです。トレーナーは、「歩きたいという気持ちを持ってください。その気持ちが堪えきれなくなったら、非常にゆっくりと歩き始めてください」と声をかけます。ゆっくりと歩き始め、その速度はできるかぎり一定にさせて下さい。
◆次に少しスピードを上げ、そしてそのスピードを一定に保ってください。そのまま、何段階とスピードを上げ、最も速いスピードまで上げます。しかし、走りにはなりません。走りはエネルギーを開放してしまうので、このエクササイズでは必要ありません。
◆マックスまで達したら、今度は逆にペースを遅めていきます。何段階とスピードを下げ、最終的にストップするところまでいきます。このときでも、身体の内部では歩くエネルギーが共鳴しています。
◆内部の歩くエネルギーを徐々に消滅させ、その場に座ります。

NOTE: ソフト・フォーカス(特になにかの対象物に集中するのではなく、リラックスした視界) でよい。 また、ゆっくりなスピードというのは、スローモーションを意味しているわけではありません。スローモーションというのは筋肉を使ってゆっくりした動きを作ります。ナチュラルで、適度にリラックスした歩きで行います。

Emphases: 身体、空間の意識、ソフトフォーカス、自発、「安」の感



〔EX13〕Walking Variations-Direction Changes
◆自由に広がります。要領はMini-Maxi Pacingと同じです。「歩きたい」という気持ちを持ち、歩き、最も早い歩きになったら、逆にペースを下げ、ストップします。
◆今回の場合は、突然、アットランダムに、方向チェンジがあります。

NOTE:ぶつかりそうになる危険、その危険を避ける判断や動きが必要になるでしょうが、自分のペースを崩してはいけません。ちょっとスピードを緩めて、相手を通過させたりということはいらないのです。どのような障害であれ、気持ち・ペース・自発性を維持してください。
  また、俳優達の緊張にも注目しましょう。拳を握っていたり、あごを引いて強ばっていたり、首が緊張していたりします。これらを指摘し、リラックスして出来るように促してください。



〔EX14〕The Hunt and the Pounce
◆適当に広がり、歩く準備をします。
◆ Mini-Maxi Pacingと同じ要領で考えます。ただしイマジネーションを使います。ハンターは、自分たちが探しているのがなんなのか、またそのなにかがどこにあるのかわかりません。ハンターたちのタスクは、獲物を探り出し、その「なにか」に近づき、立ち向かう態勢をとります。(この獲物はずっと「わからないもの」として扱います。具体的なイメージをする必要はありません)
◆ ゆっくり動き始めます。最初は未知の獲物を見つけなければいけません。何を探しているのか知らないため、身体全体をセンサーとして使いながら、わずかな存在も察知するように努力します。
◆探しているなにかに近付いたと微細に察知したら、徐々にペースを速めます。ただ、場所はまだわかりません。いつでも方向を変え、最も強い気配を探します。気づかれないように慎重に歩く必要があります。
◆ 獲物の気配がまさに強くなったとき、攻撃できる距離まで移動するために最も速く動きます。
◆そして距離がマックスまで近くなったとき、スピードが緩みます。攻撃の出来る距離です。また同時に防御も必要な距離です。ほとんど0までスピードを落とします。
◆そして「飛びかかる(pounce)」のです。それは殺そうという気持ちでも、保護しようという気持ちでも構いません。しかし、獲物はどこかに逃げてしまいました。ゆっくりと立位の体勢になります。しかし、気持ちが完全に失われたわけではなく、わずかに残っています。

NOTE:身体はリラックスしているが、アドレナリンは出ているという状態で行うことになります。



〔EX15〕Walking Variations-Fast Walk Freeze
・Walking Variationsと同じように、全体に散らばり、俳優の「歩きたい」という気持ちから歩き始める。「早歩き」で行う。目線はsoft focus(どこかに焦点を当てるのではなく、ぼんやりと前方を)。
・パンッという拍手で、フリーズする。次の拍手で、再び早歩き。
・前方に進む運動とフリーズによる静止は対照的なだけに、エネルギーと身体バランスが急速に変化し、調整されることになる。このときの状態、感覚をよく意識しておくこと。


〔EX16〕Freeze-to Self Start 
・スタートは指示ではなく、俳優が前もってすべてを細かくイメージした後に自主的にスタートする。


〔EX17〕One Moves-All Move
・フリーズの後、俳優は自分の身体の状態を意識する。そして、誰か一人が動き出したら他のものも動き始める。


〔EX18〕Freeze One-Freeze All
・誰でもいつでもフリーズすることができる。誰かがフリーズしたら皆もフリーズしないといけない。フリーズから動き出すときも同様に行う。

Emphases:身体アウェアネス etc.



TRAINER LABO より
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リボン



The Physical Warm Up 


〔EX8〕The Energy Circle
◆ゆるやかに円になった状態から始めます。
◆拍手と「Ha!」(大きい、エネルギーのある言語化として)という叫び声を使います。ベーシックなパターンは次の通りです。一人が、円の右側の人に向かって、「Ha!」といいながらパンッと手を叩きます。これは同時です。受け取った人は同じように右側の人に、拍手と「Ha!」を送ります。方向は変えずに、できるだけ速く回していきます。


NOTE:スピーディーで、リズミカルな拍手と声の流れになります。休むことなく円の中で回します。受けるときと送るときで間があるのではなく、つながった連続した流れです。好き勝手にスピードや声の調子を変化させる必要はありません。力強く、エネルギーを発して、bodyとvoiceを同時に使って行います。

Emphases:リスク、エネルギー、自発



〔EX9〕Energy Circle : Reverse Flow
 「Energy Circle」で、スピーディーなリズムと強いエネルギーの流れが達成し、自発的な態勢になってきたでしょうか。
◆ゆるやかな円の状態で、拍手と「Ha!」という声を使って、次へ次へと隣へ渡していくのは変わりません。しかし、今回は同じ方向に繰り返して行うのではなく、いつでも回転を逆にして結構です。すなわち、渡してきた相手に対して返すことになります。

Emphases:自発、集中、「安」の感(by マイケル・チェーホフ)



〔EX10〕Energy Circle : All Directions
 「Energy Circle」の最も複雑なバージョンです。
◆ 基本ルールはそのままです。しかし、今回は隣の相手でなくて構いません。誰にでも渡すことが出来ます。すなわち、円を突っ切る形でエネルギーを渡します。

NOTE:アイコンタクトと、大きな身体的アクションがないと、誰に渡そうとしたのか不明瞭になってしまいます。


NOTE:Energy Circleで、もし誰かの集中が低かったら、勢いが止まってしまうでしょう。そこで「アンサンブルの責任(ensembel responsibility)」ということが大事になります。このゲームは、リズム感を損なわず、高いエネルギーをキープして音とジェスチャーを行うものです。従って、誰かがエネルギーを低下させてしまったら、誰かが速やかに復活させなければいけません。



〔EX11〕Staccato/Legato
マイケル・チェーホフによって創り出されたエクササイズで、チェーホフの指導のもの、様々なバリエーションが生まれたエクササイズです。
◆適当な間隔を置いて、部屋に散らばります。皆、向いている方向は同じです。
◆基本姿勢は、足が肩幅に開いて直立した状態です。これをゼロポジションといいます。
◆皆同時に合わせて、手と腕を突き出すアクションをします。
◆(右)左の足を固定させ、右へステップ。手と腕を突き出して伸ばします。目は先を見る感じで。一瞬止まって、腕を落とし、ゼロポジションへ戻ります。
◆(左)右の足を固定させ、左へステップ。同様に行います。
◆(上)頭上へ突き出す。指は伸びています。 足は地につけたまま。目線は天井。
◆(下)膝を曲げ、床に向かって手と腕を伸ばします。頭も落ちています。
◆(前)左足を固定させ、大きく前へステップし、同様に。
◆(後)左足を固定させ、後方ほステップし、同様に後ろへ伸ばします。
これらを2回スタッカートで、2回レガートで、それから1回スタッカート、1回レガートで行います。

NOTE:ゼロポジションに戻るときに、エネルギーを貯え、突き出すときにエネルギーを出します。


Emphasis:保持と放出、チェーホフの「フォー・ブラザーズ」、ゼロポジション



TRAINER LABO より
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イチゴ