本日は大学にて。


 今年度より入学してきた一年生の相手をしてきました。主に楽器を持たせて、やってみない~? と誘うアレ。勧誘とも言うけれども、もっぱら紹介。だって活動場所に来るんだからねえ、結構やる気あるんじゃ……? と。


 自分は低音パート(うちの楽団では、「金管」「木管」「打楽器」「低音」というぶっちゃけ理不尽な分け方されている)なので、チューバとユーフォニアムとファゴットでお出迎え。

 ちなみに自分一人。


 ……よくよく思うと、何で三パート兼任なんだろうね、っていう話になると、「人がいない」という。


 一般の市民バンドでも見られる光景。「低音不足」という。チューバと言っても一本の出力じゃ高がしれてるし、ファゴットなんて楽器が滅多にあるわけではない。だからまぁ仕方ないことは仕方ないのだが。


 とりあえずチューバ弄らせたりユーフォ弄らせたり。さすがにファゴットまでは手を出さなかった、が。


 相変わらずユーフォは演奏しやすいなぁと思う。チューバに比べたら音域高いし、抱えられるし、バランスとれるし。

 そういうわけでユーフォを最近は楽しく遊んでるわけで、そのままパート移動してしまうんじゃないかなーとか←


 さすがにそれはない、か。


 ユーフォはかなりいい立場を得ている楽器だと思う。

1)低音域で柔らかい音色が魅力的

2)ホルンみたいに難しくはない

3)ソロが多い


 1)はよく思うこと。最近のポップスやクラシックの名場面を演奏すると、かなり馴染んだ音が出る。高い音ではないので聞きやすい音。ポップスなら平井堅の「瞳を閉じて」をやったり。クラシックなら「The great escape」を演奏してみたり。なかなか。


 2)まあ、マウスピースが大きいということもあれば、自分の場合はサクソルン族というつながりでやりやすい。中学生の頃からヘ音記号&C譜だったこともあり。ト音記号&F譜のホルンはちょっと……(すごく個人的)。だが高音域に関しては、ややホルンっぽい音色を出すことも可能なので、なかなか良かったり。


 3)ソロ多い。顕著に言えばホルストの第一組曲。これに関してはドソロに近いものもあったり。自分はたまにやるけれども陶酔しそうなほど楽しい……いやはや。良さばかり。


==


 新入生の手応えは「何となく微妙」という感じか。あいやま、悪くはない。出来もなかなかだし。でもなんだろう、やっぱ学校の傾向もあるのかな……? 糠に釘、暖簾に腕押しという感じか。しっくりとは来なかった印象がある。まあキャラが濃い人がいたのでそれはそれでいいのかもしれないが。

 とりあえずチューバに関しては人を獲得できただろう。しかしユーフォとファゴット、か。。。ファゴットはどうしようもないかもしれない、楽器の状態がすごく微妙ってのもあれば、自分でさえ「大丈夫なの?」と疑問を持つほど。大体ウィスパー動かしても動かさなくても音に影響がないとか。タンポの調子も……という。

 ま、ファゴットは云々として。やっぱりユーフォはいれなきゃ、と思うが。自分がやりたくっても新入生がやりたいとは限らない。それはそれで問題、だ。




 七瀬