先日、とあるランチ交流会で、即興で、コーチングセッションを持つことになりました。
突然始まったのですが、1対1のセッションに参加者ほぼ全員が傍聴者となりました。
本人も了解のもと、公開で実演。テーマは
「一戸建てを立てるか、賃貸に住むか」でした。
一般的なアドバイスをするのであれば、一戸建て、賃貸のメリット、デメリットを出して、比較するのが常道です。
しかし、コーチングはそうではありません。
クライアントさんの内なる声を聴き、本当に望むべき道を一緒に探します。
今回はPoints of YouⓇというコーチングゲームとも呼ばれるカードを使いました。
Points of YouⓇとは,イスラエルで開発された,65枚の美しい写真のカードを用いたインスピレーションツールです。現在は147ヵ国で展開されており、すでに累積100万人以上がこのポインツ・オブ・ユーを体験もしくは活用しています。日本語を含めた20言語が用意されています。
脳科学,心理学,論理学,コミュニケーション学など数多くの分野にまたがって効果が期待されています。
コーチングセッションは臨むべき姿と現状のギャップを明確化することで相手の課題解決のお手伝いをします。
今回は「得るもの失うもの」シートを使いました。
得るもの(一戸建てを立てて得るもの)と失うもの(一戸建てを立てを立てることで起こりうる障害)を考えてもらい
最後に気づきがなんであるかを知るワークです。
結果。
課題は「一戸建てを立てるか賃貸にするか」ではなく、「どこに立てるか」が課題であることが分かりました。
田舎に一戸建てを立てた場合(現状ではその可能性が最も高い)は、市内に出ることが億劫になり
自分らしい生活が出来なくなるという不安があることが分かりました。
その結果、市内に一戸建てを立てることで検討すると言う発想の転換を図ることになりました。
本人曰く
「お家の悩みがなんとスパーンと解決!!!鳥肌がぞくぞく」したそうです。
なぜ、その様な結果になったか?
この展開は私(コーチ)にも予想できませんでした。
以外に思われるかもしれませんが、プロコーチは
「相手の課題を解決しようとはアプローチしません。」
「相手の課題を本人自らが気づくようにアシストするだけなのです。」
聞きようによっては無責任に聞こえるかもしれません。
しかし、自分のことは自分が一番わかっているはずです。
ですが、色々な雑音(環境、仕事、家族、友人)によって、本質を見失っている状態を
コーチが取り除く作業で、本人がもっとも臨む答えを自らが掴むお手伝いをするだけなのです。
つまり、「コーチングは内なる声を聴くもの」なのです。
コーチングを始めたばかりのコーチの皆さん。
「自分が課題解決しよう」としていませんか?
それは、ある意味不遜な態度です。
クライアントさんの力を信じてあげましょう。

