コミュニケーションとは、言語や文字を視覚・聴覚の手段を使って、意思、感情、情報を伝え合うことです。

 

この短い文章にはいろいろな意味が含まれています。

 

①「言語や文字」ということは、会話だけではなく、メール、Twitterなども含まれます。

 

②伝える手段は聴覚(会話)に加えて,視覚(身振り、表情、声)も含まれます。

 

③伝える内容は情報だけではなく、意思、感情も含まれます。

 

④ここが、最も大切。「伝え合う」があってこと、コミュニケーションは成り立ちます。

 

じゃ、コミュニケーションの原則は何か、一言で言うと

 

「相手が受け取った通りに伝わり、理解した通りに伝わる」

 

つまり、「伝えたいと思った通りに伝わらないと思え」と言うことです。

 

そんな、身も蓋もないって感じですが、

 

しかし、この原則を良く知っている人がコミュニケーションを取れる人です。

 

彼らは、どうしているか?

 

「伝えたいと思った通りに伝わらない」からこそ、工夫をしています。

 
例えば、言葉だけでなく、身振り、手ぶり、ジェスチャー、話し方を加えます。
 
皆さんはどんな工夫をしていますか?
 
 
 
ここに、明日までに仕上げなければならない重要な書類があります。
さて、あなたはどんな工夫をして、相手にその仕事を頼みますか?
 
 
 
 
・期日にアンダーラインを引く
・渡すときに「明日まで」であることを強調する。
(目を見て渡す。明日までのところを強く発音する。・・・)
・翌日にリマインドメールを打つ
・なぜ、明日までなのか理由を付け加えて渡す
 
 
色々工夫のはできますよね。
 
少なくとも一つ以上は工夫をして相手に渡しましょう。
 
 
 
さて、ここで、もっと大事なお話をします。
 
そもそも、コミュニケーションを取る目的は何でしょうか?
 
ここまでの流れだと、「正しく意思、感情、情報を伝え合うこと」と思われると思いますが、
 
本当の目的は違うとこにあります。
 
 
 
それは
 
コミュニケーションの目的は「お互いの信頼関係を築くこと」にあります。
 
従って、コミュニーションを取ればとるほど、信頼関係が深まるはずです。
 
もし、コミュニーションを取ればとるほど、信頼関係が崩れていくとすると、
 
どこかに、「コミュニーション=情報の伝達」と思っているのではないでしょうか。
 
 
 
コミュニーションミスが生じたとき、
 
「え!、私はちゃんと、言ったよね。もうどうして人の話を聞いていないの」
 
と言うのではなく
 
「え!、そういう風に伝わっていたんだ。ごめん、私の伝え方が悪かったね。あれはね・・・」
 
と、自分の伝え方を反省し、もっとうまく伝えようとしては如何でしょうか?
 
これが、相手への思いやりとなり、信頼関係が深まりませんか?
 
「相手の立場になって考える」
 
「伝わらないのは自分の伝え方が悪かったと思う」
 
この気持ちがあれば、信頼関係は深まりませんか?
 
今一度、コミュニケーションの原則を思い出してみてください。