言いにくいことを伝えなければならない時ってありますよね。
そういう時に役立つお話です。
ポイントは3つ
1.「Youメッセージ」を使う
2.相手の立場になる
3.相手に愛情を持って伝える
1.「Youメッセージ」を使う
.「Youメッセージ」とは、客観的に事実のみを伝えることです。
よくある、悪い伝え方だと
「また、遅刻したね。こんな事じゃ、信用0だね」
「会議中、ぼーっとしてたよね。仕事やる気あるの」
これは、「Iメッセージ」として、自分の意見を伝えています。
正しい、指摘であっても、感情的に受け入れにくいですよね。
.「Youメッセージ」だと
「あなたは今月、3回遅刻をしたね。」
「会議中、一度も、発言がなかったね。」
と、事実のみを伝えることです。
ここで、注意したいのは時制です。
過去形で指摘してください。
「あなたは今月3回も遅刻して、遅刻常習者だね。」
現在形にしてしまうと、相手そのものを否定することになります。
あくまでも、過去の話として指摘してください。
その上で、敢えて、自分の意見を述べずに、相手の意見を聞いてください。
信頼関係が醸成されている状態であれば、
自分の意見を伝えることは効果的な場合があります。
しかし、まだ、その状態でなければ、
折角の指摘が感情的に受け取られてしまうかもしれません。
応用編としては「Theyメッセージ」「Weメッセージ」もあります。
第三者(They)の言葉として伝えたり、一般論(We)として伝えたりすることもあります。
しかし、あくまで、客観的に伝えてください。
2.相手の立場になる
こんな話があります。
ある病院の待合室での出来事です。
一人の若いお父さんと、5~6歳に男の子が二人いました。
始め、おとなしかった男の子たちは次第に、待合室を駆け巡り、しまいには
患者さんにぶつかったりするほど、走り回りだしました。
しかし、お父さんは、ただ、ぼーっとしているだけで、注意をしません。
見かねた、人が注意しました。
「お宅のお子さんでしょう。ちゃんと、見なきゃ、だめでしょう。」
お父さんは、言われて、初めて気が付き、子供たちに注意しました。
そして、こう語りだしました。
「ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。先ほど、あの子たちの母親が亡くなり、
何にも知らずに、笑っている子達を見ていたら、何にも言えなくなって、
どう伝えたら良いか、分からなくなっていたんです。」
如何ですか?この状態を分かって、それでも、先述のような伝え方をしますか?
人には、それぞれの、事情や、思いがあります。
相手に言いにくい状況を伝える時は、相手に立場になって、伝える工夫をしましょう。
3.相手に愛情を持って伝える
特に、部下や目下の人に伝える時に気にかけてほしいことです。
「伝えにくい」=「私が不快」なことありますよね。
この時
「困るんだよね。こんなことされたんじゃ」
「君のおかげで、チームの目標が達成できないよ」
と、あなたの都合を伝えてませんか?
そもそも、なぜ、伝えにくいことを伝えるかですが、
出発点が自分になっていませんか。
その、伝えようとした内容は、「相手」の為ですか?
伝えらえた(言いづらい内容)言葉が、相手のためになるよう
愛情を持って、伝えてください。
コーチングスキルで「承認」と言うスキルがあります。
一般的には「褒める」が使われますが。
「叱る」も承認の言葉とご存知ですか。
相手のためになる言葉はその内容が、相手にとって、耳が痛い(言いにくい)言葉であっても、
内容が、相手の為であれば、承認になります。
なぜなら、承認とは、相手の存在を認めることですから、
悪いことを伝えるのも、相手の存在を認めているからこそですよね。
いかがでしょうか?
「言いにくいこと」は伝えないことの方が周りとは円満に過ごせることもあります。
しかし、その状態は、相手のため、いや、世の中の為になってますか?
「言いにくいこと」を伝えられてこそ、本当の親友であり、仲間ではありませんか?