『不可逆少年』
トリックのゴテゴテさは無いけれど、物語としての世界構築がしっかり。
複数人の視点が入り乱れ浅くなりがちながらもその中で心理を見せられるだけ見せてくれた。
前作に続き好みな作風。
晴れ雨✳︎に狐と早霧などまだ踏み入って感想かきたい。
『雨と短銃』
物語として、歴史舞台としても面白い幕末。
前作を読んでいないのでラストの導線が前作にどう繋がるのか期待値が増した。
犯人は正答。
ただ菊水をわざと逃したと読んだが、そこは誤答だった。
『オルレアンの魔女』
"在るようにみえましたか"と言う一言に、ここに繋がっていたのかとちょっと震えた。
映像映えする話。
アマルフィみたいに豪華に映像化するならキャスト楽しいだろうなぁ。
久遠の檻
医療系ミステリなら…と安定の。
最初は短編のノリかと思わせ、背後が手厚かった。
主人公くんがRX-8でちょいちょいいじられているのがわかりみ強くて笑える。
『おうちで楽しむスパイス料理とカレー 』
『スパイスのまほう』
『ありのあちち』
『コフィンダンサー』上下
佐賀ミス課題図書。
初っ端から事件が起きるまでの疾走感。その後犯人像が不明瞭な下巻冒頭までよくわからない巻き込まれた傍観者みたいに読み進めるけれど、犯人とジョーディの下りになって初めて世界観に入り込めた気がした。
章題ごとにカウントダウンが為されるので、その差し迫った感覚。
そして相手の一歩先を読み合おうとする思考合戦。
主人公を支える多彩なサブキャラクター。
そして四肢麻痺と言うハンデを背負っているが上の意志と相反する現実の壁、仲間の危機、自分への憤りなど見るべきところが多かった。
ラストを文字で表してしまうとどうボヤかしても未読の人へネタバレになってしまうのだけれど、コフィン・ダンサーのバックグラウンドにも厚みが欲しかった。