刑事総務課の大友哲が、助っ人に駆り出されたスリの現行犯逮捕の現場で、そのスリを取り逃がし・・・
翌日、スリは死体となって発見される。
スリの被害者は名乗り出ない・・・
冒頭からショッキングな場面で始まったこの事件、スリが奪っていったアタッシュケースには大きな秘密がかくされていた・・・。
「警察小説の面白さがすべて詰まった」と、裏書きにある。
事件はただのひったくり事件から、殺人事件、大手企業の経理部長の自殺へと広がって行く。
「ストロベリーナイト」では、一課とマル暴の不仲。ここではなんだろう・・?
窃盗犯係(?)と経済犯係(?)の不仲が強調されているような・・・
警察といえどもお役所。横のつながりがないのがあたりまえ?
にしても、こんなに仲が悪いって・・・??
ってところも面白いなかなか面白い。
窃盗犯係の定年間近の刑事と老スリの奇妙な関係や、主人公大友の息子との微妙な関係、大友と彼を取り巻く人々との関係もおもしろい。
堂場瞬一氏は「刑事 鳴沢了」シリーズ、「警視庁失踪捜査課 高城賢吾」シリーズなど、魅力的なシリーズがあるが、一番クールな「刑事 鳴沢了」シリーズが終わってしまったことが少し寂しい・・・まみむでした!
