携帯電話のボイスコマンドの優劣なんて、消費者は本当に興味があるのだろうか？

携帯電話のボイスコマンドの優劣なんて、消費者は本当に興味があるのだろうか？

私は、携帯電話でボイスコマンドなんて使ったことありません。 向こう側に誰もいないことが分かっている、無機質なガラス、金属、プラスチックの固まりに向 かってしゃべるなんて、間が抜けていると思うんです（もちろん、この慇懃無礼 な無機質の物体をののしっている時は別ですが）。  Siriの人気を見ると、こんなことを考えているのは、もう私だけのように思われます。 でも、知り合いに尋ねると、皆エキサイトしているのは最初の３日間くらいでその後は、不満が募って使うのを止めてしまうようです。

そして友人の一人は、彼女が何かしようとする度に、縁が切れてせ いせいしている元カレに、ストーカーのように繰り返し電話しようとする Siri に 辟易し、「断 Siri 」を宣言しました。

友人：「お母さんに電話」
Siri：「TJに電話しています」
友人：「え？　ダメダメ！！？」

友人：「今日牛乳を買うのを覚えておいて」
Siri：「TJに電話しています」
友人：「もう！！　何で！！」

Google が Siri に対抗する機能を発表したことで、ブログや技術系サイトでは、こ の２つの機能を比較しています。
App Judgement による試験の結果がこれです （試験は、3:15辺りから始まります）：




私はこのビデオを観て、普通に手に入る音声認識というのが一般的な人々が 便利に使えるまで進化したのか調べてみようと思い立ちました。
そこでその夜、無機質でちょっと古くさい Android を使う携帯電話と話をしてみたのです。
そいつが理解できることと、理解できないことの違いに困惑させられました。

「da kine（ハワイ英語）の定義」は正常に認識され、検索結果が表示されました。
ライオネル・リッチーの「 Hello 」の冒頭を歌うと、その YouTube ビデオが 開きました。
笑いをこらえながらしゃべり続けましたが、問題ありませんでし た。
ところが、どんな文章を Siri に話すと Siri がおかしくなるか尋ねて Facebook のステータスをアップデートしようとしたら、「可能、する、あなたがここにいた、あなたが彼女を騙すために使えた理由を教えて」となってしまいます。
あまりにも違いすぎます。
質問をいくつかに分解すると、Siri について質問している ことは理解しましたが、正しく検索できるところまでいきませんでした。

私も、Siri が検索エンジンでないことは分かっています。
その用途は、リマイン ダを作成したりテキストを送信するなど、もっと電話操作の自動化を想定しています。
「昔ながらの方法」で画面とにらめっこしながら入力するより、しゃ べった方が早いということはあるでしょう。
でもですよ。
私は、疑問を呈したいのです。
携帯電話に命令する10回のうち９回は家で一人でくつろいでいるのではなく、誰かと一緒にいます。
公衆の面前で、わざとゆっくり、不自然なトーン で携帯電話に向かってしゃべる私は、まるで機械の一部のように見え るでしょう。

音声認識はその初期と比べると光の速度で進化しています。しかし人と話すように携帯電話と会話する日が来るとは、到底想像できません。
多くの人は携帯電話をテキストメッセージやチャットで使い、電話として利用する機会は減っています。
今や周囲の誰とでも、音もなく会話することができます。
この喧噪と人ごみの中では、それこそが理にかなった洗練された行動のように思います。

Siri についてどう思いますか？
便利ですか？
おもちゃですか？
 Googleの機能は試しましたか？
試したとしたら、どっちがより便利でより正確ですか？

By Lysa Myers on July 19, 2012

---

ウイルスバリア X6
（ウイルス対策、不正アクセス対策、情報漏洩対策、iPhoneやiPad・iPodTouchのスキャンにも対応）
　・ウイルスバリア X6 の特設ページを見る
　・製品詳細を見る

インターネットセキュリティバリア
（ウイルスバリア X6 に加え、迷惑メール対策やバックアップツールなどが加わった総合セキュリティソフト）
　・製品詳細を見る

---