チーム西北、渋谷八十一役の宇土よしみです。

先週末は合宿稽古でした。

{EC93F30D-9A7B-47D2-A464-47DEA306D2BF:01}


21日は東南、22日は西北です。

両チームとも初の通しが行われましたが、

2122と参加してみてあらためて、同じ作品でもこれだけ違うものになるのだなあと実感いたしました。

フランス人、日本人という違いはもちろんですが、出演者の個性や演出の意図や稽古コンセプトの違いが両チームで全く違うので、全く違う作品だと思っていただいてよいでしょう。

お時間のゆるす方は是非、東南・西北両方を見ていただきたいですね。

{AC5CDBCC-3802-4612-A90D-A26F70B09AB6:01}


さて、ブログ企画のお題に移りますが、今週は「近所に住んでる可愛い子…!?」

今回も難しいタイトルです。

私には娘が二人おりまして、4歳と9歳です。

親になって感じるのは、自分の子供たちだけでなくて、よその子供も気になり目につくようになるということです。


子供というものへの関心度が上がるのだと思います。

親であれば子供の可愛くない部分もしっておりますし、とりたてて子供が好きというほどではありません。ましてや、

小学生の群れに「ハゲ、ハゲ、ハゲ」とからかわれた時などは、こいつらぶっ殺してやろうかと思ったりもしますが、

それでもよその子供でさえ可愛いとか面白いなと感じるのは、やはり、子供という存在は大人にはないキラキラした何かを持っているからだと思います。

ですから、保育園や近所で自分の娘の同級生とあったりすると構いたくなりますし、成長を実感するとしみじみとした気持ちになります。

そういう時、無反応だったり、にこにこしてくれたり、礼儀正しく返事をしてくれたり様々ですが、そういう様子にもそれぞれの性格や今の状況、うちの子供たちとの関係なんかがうかがえます。

良くも悪くも、子供はストレートだなあと思います。

「難しい年頃」と言いますが「難しくない年頃」の方が少ないのではないかと思ったりします。

ずいぶん昔に聞いた言葉で

「人間は結婚をして親になって一人前」

というものがあります。

家庭を持てるだけの経済力をもって一人前、というふうに理解していたのですが、そうではないのだなあと最近思うようになりました。

もちろん経済力は大切ですが、親にならないとわからないことがたくさんあって、それがわからなければ一人前とは言えないということなのだなあと思います。

決して今の自分は一人前だと胸を張れるような人間ではありませんが、確かに親になることでこれまで見えなかったものが見えるようになったようです。

20代のころ、焼き鳥屋で働いていて「おれにもお前ぐらいの息子がいるんだ」というようなことをお客さんから声をかけられたことがありましたが、今だからこそ、そういうことを言ってくれたお客さんたちの気持ちがよくわかる気がいたします。

なんだか近所の可愛い子から随分それてしまいましたね。

明日は妻役・やまなか浩子さんの登場です。
お楽しみに!!
 
 

{58E789BB-6456-426F-83BA-8E6D1B8CD48D:01}
テアトロ・スタジョーネ(秋)
『世帯休業』
【日程】9月24日(木)~27日(日)
9月24日(木)
15:00 東南
19:30 西北
9月25日(金)
15:00 西北
19:30 東南
9月26日(土)
14:00 東南
19:00 西北
9月27日(日)
14:00 西北
15:00 東南
【料金】1500円 /セット¥2500
【出演】チーム東南(フランス人バージョン):井上俊行、米山祐子、水野駿、岩崎友香、北原麻弥、後藤友希
チーム西北(日本人バージョン):宇土よしみ、やまなか浩子、相楽信頼(賢プロダクション)、中西彩乃、犬井のぞみ、高村賢
【作】岸田國士
【演出】小西優司
【演出助手】相楽信頼・水野駿
【音響・照明】水野駿・相楽信頼
【フライヤーデザイン】桃木正尚・若林裕司
【あらすじ】故郷へ帰っていた詩人が予定より早く下宿へ帰ってくると、世話をしてくれるはずの細君の姿が見えない。仏頂面の旦那によれば、どうやら些細な夫婦喧嘩が高じて「世帯休業」の状態になっているらしい。詩人は持前の騎士道精神を発揮して、夫婦の仲を取り持とうと奮闘するが…。夫婦の危機をコミカルにそして温かい視点で描いた岸田國士の名作を、フランス人と日本人の全く異なる2バージョンでお送りします!
ご予約はこちらからよろしくお願いいたします。


{8F616CC6-79A3-49A4-BC7E-A48BF85F6669:01}