今日、この場所で生活するようになってから設置していた北側の部屋のエアコンを自力で撤去した。
 

引っ越してきたときは、多摩川の花火大会も眼前に見えていたが今では、斜め前方に広がる景色しか見えない。
電車が走る景色や、花火大会を見たのはわずか数年で、それ以来この北側の部屋のバルコニーはエアコンの室外機置場になっていた。
時間も経ち、この部屋自体の時間が止まっているような気がずっとしていたので、人が設置したものなら、自分で解体できるだろうということで、思い切って見よう見まねで解体して、ふたを閉めた。

なんとなく切ない思い出しかないこの家なのだが、昨年末にオーバーワークで入院してから、少し生き方を変えようかなと思いたち、少しずづ、自分の中で止まっている部分の時間を進めることにした。
不器用なので、ひとつづつ、時間はかかるけど、それも自分に向き合うことの一つだと思うようにしている。

何かは変わることはないのだが、自分から見えるもの、見に行こうとするものが少しずつ変わっていくようにしてみたいなと思っている。