昨日、12月22日の朝日新聞の夕刊のスポーツ面、
サッカーやテニスの話題の下に、つつましく掲載されていた
「スポーツ人間館」の記事。

長野オリンピックでスキージャンプでメダルを獲得し、日の丸飛行隊の再来を
実現させたたて立役者・舟木選手だ。

オリンピック後、スキージャンプはルールの改正などで日本人には
不利になったような気がすると記憶しているが記憶違いだったたらこの部分は取り消すとして、
時の人でなくなると、メディアや世の中は厳しい。

記憶にあるのは、不調になってからのスポンサー離れや、メディアの露出の低減だった。
手厳しいギャラリー目線の批判の記事の多さ・・・・。

その中でも、この人は一生懸命やっていたんだろうナァ。

人生設計の長けたスポーツ選手や周囲が商売になると思われたそういう人は、
現役後の切り替えもうまかったり、商品価値のあるうちに、転身してしまう。

どっちがいいんだろう?

俺も何度か、そういう経験があった。
そのときの決断は、今となっては良かったのかどうか、わからない。
でも、後悔は無いです。

俺の師匠が最後に言ってくれた一言を思い出す。
「お前は、まだ演り(やり)続けろ」
と。

師匠はその後、俺が選んだ道について、思うところあり、
ご勇退されるまで何度か、気遣い、詫びて下さった。
しかし、後悔はない。

その言葉の重みが俺にはわかっていた。
だから紆余曲折したって
自分を賭けることが出来る。

この新聞記事を見て、すごく共感できるところが多かった。
自分の人生を賭しても、何かに打ち込むこと、考えていくこと。
迷いや後悔もあるかもしれないけど、粛々とやり続けるのが
宿命なのだろうと言うこと。

戦わなければ生き残れない ACT/210M 復活編-110123_102136.jpg

普通の人が見たら、何のことは無い記事かもしれないが
とても感動した。

ちなみに、舟木選手と俺は同じ
北海道生まれだったりする。

何も無い街で夢を実現すること、価値を貫くことが、
とても難しいこと

だから、なおさら、理解できるのだろうか?

そんなことを感じたりした(笑)